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あれから…数ヶ月。
母はだいぶ回復している様子。
私は…相変わらずぼーっとしていた。
話しかけられると、答えるくらいだ。
今日はカウンセリングの日。
カウンセラーの涼宮先生のところへ、看護師さんといく。
涼宮「こんにちは…体調はどう?」
私「こんにちは…別に変わりません…」
涼宮「そう…今日ね、僕、おにぎり作ってきたんだけど、食べる?」
私「いえ…お腹減ってないです…」
涼宮「そう…残念だなぁ…」
残念そうな、顔をする先生…
なんだか申し訳ない気がした…
私「…あとで食べます…」
そう言ってしまった…
涼宮「ほんと?うれしいな…!」
さっきの表情とうってかわって、明るく周りに花が咲いてるかのような笑顔を見せる先生…。
私「……。」
なにもいえなかった…。
すると、
涼宮「今、ちょっと驚いた?僕が表情かわったからかな?」
私「え?」
涼宮「ほら、いまも!えっ?て顔にもかいてあるよ!」
私「そうですか…」
たしかに、ちょっと驚いた…とおもう。
涼宮「少しずつ感情が戻ってきてるんだろね!良かった!」
私「よくわからないですけど…」
涼宮「ゆっくりでいいんだよ!焦らずにね?」
私「はい…」
そう言って…先生は鼻歌を歌いながら何かを取り出した。
今日はなんかご機嫌な先生…
私「先生…今日なんかいつもよりご機嫌ですね…」
涼宮「え、わかるの?実はね…」
そう言って…先生は取り出した物をみせてくれた…
涼宮「これね、僕の若い頃なんだけどね…こんど、みんなで集まって、ここで披露することになったんだ。だから…君にも来てほしくて…」
そう言って…私にポスターを渡す先生。
男性数人グループのようだ…
ふーん…
とくに興味あるわけでもなく…テーブルに置いた。
涼宮「興味ないか…まぁでも、暇つぶしに見においで?」
私「はい…」
そう言って…先生が話すことを、ぼーっと聞きながらカウンセリングは終わった。
病室に戻る途中に、少し強面の背の高い男性が近づいてきた。
「あの…すみません…」
声を聞いただけで、急に苦しくなりだした…。
私「っ…はぁ…はぁ……」
看護師さんが慌てだす…
その時だった…
涼宮「大丈夫??ゆっくり呼吸してごらん?」
聞き慣れた声に安心してか…少しずつ楽になっていった…
涼宮「珍しいね…君が過呼吸起こすなんて…」
私「…過呼吸っていう…んですか…ハァハァ…」
涼宮「うん…何か思い出した?」
私「…いや…わからないけど、急に…」
看護師「あの…こちらの方が声掛けられて…」
看護師が説明する。
涼宮「あははは(笑)なるほど」
そう言って…笑う涼宮先生。
少し強面の背の高い男性は、拗ねたような顔して…こっちを見ていた…
それを見てまた…
私「…っ…はっ…ハァハァ」
涼宮「大丈夫だから。僕の友達だから…ね?安心して?」
そう言われても…
看護師さんが、病室に戻ろうと声掛けてくれたが…
私は身体が動かずにいた…それを見た涼宮先生は、看護師さんに、僕が連れていくからいいよと、看護師さんはそれをきいて別の仕事へ戻っていった…
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