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涼宮先生は私を支えながら…私に、少し強面の背の高い男性を紹介してくれた…
涼宮「僕の友達の光本。こんな顔だけど、めちゃくちゃ優しいから、甘いもの好きだし(笑)」
光本「うるさいよ(笑)ごめんね、脅かしちゃって…打ち合わせまで、時間あるから、顔出しに来ただけなんだけど…」
さっきの強面とは違い…顔をくしゃくしゃにして笑う光本さん。
私「……い…いえ…っ」
涼宮「ほかのメンバーは?」
光本「ん…ぼちぼちくると思う…みんな会いたがってたから…」
そういってる後ろから数人の男性が来た…
私はびっくりして、思わず涼宮先生にしがみついた…
涼宮「大丈夫…みんな優しいから!あのポスター見たでしょ?」
あ…そういや…
私「あのポスターの人たち…?」
涼宮「そう。だから大丈夫。もうちょっとしたら、病室一緒いくから…」
私「…はい…」
すると、ピンク頭の人が
「やっほー!!久しぶりー!宮ちゃーん!」
とハイテンションで近寄ってきた…
光本「こら、ここ病院。静かにしろ!それに、あまり近寄るな!」
ピンク頭の人はしゅんとして…
「あ…ごめん…」
とあやまった…
光本さんはチラッと私をみた…
それに、私はビクッとしてしまった…
それを見てたピンク頭の人が、
「あれ?宮ちゃんの後ろにかわいい子がいる!」
そういって近寄ってきた…
私は…そーっと涼宮先生の後ろに隠れた…
ピンク頭の人は…クスッと笑って、明るい声で…
「大丈夫だよー?俺、佐久っていうんだー!よろしくね!」
そう言って笑った…
私「…どうも…」
すると。光本さんが…
光本「俺とちがうじゃーん(笑)」とわらった…
すかさず、
「なに?また怖がられたの?わら」と、優しそうに笑う男の人がいた…
私は…思わず見てしまった…目があった…
「あら…目があっちゃったね!俺、深谷!よろしくね!」
私「…よろしくおねがいします…」
すると、ほかの人たちも、挨拶してくれた…
打ち合わせがあるらしく、メンバーを待たせて、私は…涼宮先生と病室へ帰ってきた…
涼宮「びっくりしたでしょ?」
私「…はい…なんかもう…色々と…」
涼宮「ふふふ(笑)めちゃくちゃしがみついてたしね(笑)」
私「…あ…すみません…」
涼宮「いいよ、少なくとも、僕は、安心できる存在なんだなっておもったから…」
私「…あ…そうかもしれません…」
たしかに、カウンセリング中、あまり気にしてなかったけど、あんな怖いとかもなく、普通に居心地良かったかもしれない…
涼宮「良かった…少しずつ感情がでてきてるし、人と関われるなら…今から過呼吸とか起きやすくなるとおもうけど、落ち着いて、ゆっくり呼吸したら大丈夫だからね?」
私「はい…」
そういうと、先生はまたねと手を振り、おにぎりを置いて部屋をでていった…
私は…なんとなくおにぎりを食べた…
すると、母が病室に戻ってきた…
母「何食べてるの?」
私「え…おにぎり…」
その後何も言わない母。
居心地わるい空気が流れた。