2話目
tr視点
______翌日
tr「ん”ん…」
窓から光が差し込み、俺は目覚ましよりも先に目を覚ましてしまった
tr「ぁ、そっか…」ボソッ
昨日の出来事を思い出し、俺はまた気持ちが辛くなる…
tr「いけね、今日はクロノアさんに会うんだ」
こんな気持ちになってちゃ、久しぶりにクロノアさんと会うのに、申し訳ない
tr「よし、準備するか…!」
ピンポーン
tr「お邪魔します!クロノアさん!」
kr「邪魔するなら帰って〜」
tr「じゃあ入りますねー」
kr「そうきたか…」
tr「いや何感心してるんですか」
「というか、クロノアさんが誘ったんですからね?w」
kr「そうだったね笑」
「さぁ、どうぞくつろいでって」
tr「お言葉に甘えて〜」
kr「そういえばさ、トラゾー」
「昨日なにかあったでしょ」
突然のことだった
さっきまでクロノアさんと楽しくゲームをしていたはずだったのに
tr「え…いや、なんのことですか?」
これは自分たちの問題だ
クロノアさんに相談することじゃない
kr「ほんと?それにしては浮かない顔してるけど、」
tr「ほ、本当に大丈夫ですからッ…、」
短い沈黙
それなのにとても長く感じてしまう
そう思っていると、クロノアさんが口を開いた
kr「……トラゾーっていつもそうだよね」
「自分が辛い時に限って頼ってくれない」
「俺は、どんなわがままでもいいから、トラゾーに頼って欲しい…」
ね?、と優しい声で首を傾げる
その優しい顔に、さっきまでの気持ちが揺らいでしまう……この人なら、引かずに受け止めてくれるのだろうか…?
tr「……分かりました」
俺は、昨日の出来事を全て話した
tr「もう…よりを戻すなんてこと、出来ないんでしょうかね…ッ、」
kr「……」
あぁ、迷惑をかけてしまった…
tr「ッ、すいません」
「迷惑…かけてしまいましたね、」
「この話は忘れt「それってさぁ…」はい?」
俺の声に重ねて、クロノアさんが喋った
kr「それってさぁ…」
ずいっと近くなるクロノアさんの綺麗な顔
俺の隣にはすぐ壁があり、そこに追いやられる…
kr「俺じゃダメなの?」
tr「はい??」
突然言われたその言葉に、俺はびっくりして間抜けな声を出してしまった
kr「だから、俺じゃダメなのかって」
tr「いや、なにがですか?」
kr「トラゾーの彼氏」
tr「は?」
意味がわからない、
クロノアさんが俺の彼氏に……???
tr「ど、どうゆう…?」
kr「…ふはッ笑」
「ほんとトラゾーはそういう所に疎いよね」
「まぁ、そんなとこも好きだけど…」
近かった顔がもっと近くなる
俺は反射的に顔を逸らした
tr「な、何言ってるんですかクロノアさんっ!」
kr「なにって、その言葉通りだけど?」
「俺、トラゾーの彼氏になりたい」
「付き合いたい」
「トラゾーとそういうこともシたい」
「俺との子供、作ろう?」
絶対領域のクロノアさんからとんでもない言葉がズラズラ出てくる
kr「俺なら、そんな思いさせないから」
そう言って俺はクロノアさんのベッドに放り込まれる
すかさずクロノアさんは俺の上に乗った
tr「く、クロノアさんっ!!」
kr「トラゾーもそんな思いさせる彼氏嫌でしょう?」
「俺が、そんな思い埋めてあげるよ…♡」
さっきまでの優しい、クロノアさんの顔は
愛しい何かを見るような、目の奥に熱を持った、雄の顔をし始めた
tr「やだ…ッ」
「ダメですクロノアさん!こんなこと…!、」
バンッッッ!!!
勢いよく、ドアが開いた音がした
俺もクロノアさんも、驚いてその音がする方へ向いた
tr「……らっ…だぁ…さん?」
rd「……」
ズカズカとこちらへ歩み寄ってくる
すると、俺の方に手を伸ばしてきた
でも、すぐにクロノアさんがその手を弾いた
kr「…不法侵入では?」
rd「だって、何度も電話しても、トラ出ねぇんだもん。心配ぐらいするだろ?」
tr「うわっ!」
そう言い、俺は引っ張り出された
rd「俺の、”彼女”なんでね」
kr「……」
rd「勝手に人のもんに手ぇ出すなよ」
kr「はい?先にトラゾーを悲しいめさせたのはどこのどちらさんですかね?」
バチバチッと音が聞こえてくる程に睨み合っている
rd「ま、愛せなかった分。いや、何十倍にも愛すだけだからいいけどな」
グイッと、体を引き寄せられる
rd「…帰るぞ」
tr「え、あっ…はい」
腕を引っ張られて、クロノアさんの家を後にした
kr「元から愛してるんだったら手を離すなよ…、」
クロノアさんから聞こえてきた声を無視して
inらっだぁ家__
rd「トラゾー」
tr「な、なんですか…?」
rd「ノアに体委ねようとしてたのか?」
怒っている
俺を、見放したくせに…散々こき使ったくせにッッ…!!
tr「そんなんじゃありません」
「クロノアさんには、相談しただけです」
「、、、なぜか、あんなことになってしまったけど…」
はぁ、とため息が聞こえる
rd「トラゾーは誰のものか分かってんのか?」
tr「あなたのものだって言うんですか?」
「俺の事、散々こき使って…とっくに愛なんて冷めきってるくせに…」
あ、それとも元から愛してるなかったですかね?
そんな、心にもないことを言う
また、苦しくなる、辛くなる
目に溜まりそうな涙を我慢しながら…
rd「……確かに、愛せてなかったと思う」
「反省もしている」
tr「なにを今更…」
rd「俺のことは嫌いになるのは当たり前だと思うけど…それでも、トラゾーが俺以外の元へ行くのはもっと嫌だ」
「ものすごく遅いかもしれないけど、俺、ちゃんとトラゾーのことを愛すから」
「家事もなんでもする、トラゾーは俺の傍に居てくれるだけでもいいから…!!」
真剣な目で言われる
嘘かもしれない、またこき使われるかもしれない…でも、それでもッ……
tr「……わかりました」
rd「トラっ…!!」
この、今の状況に酔っていられるなら
少しでも、必要として、愛してくれると言うならば…
俺は、喜んで引き受けよう
今更、彼を嫌いになることなんて出来ないのだから…
rd「…じゃあ、消毒な♡」
tr「……は?」
突然、俺はらっだぁさんに持ち上げられる
所謂、お姫様抱っこだ
tr「ちょ、え、はっ!?」
rd「俺以外の男に襲われそうになったんだろ?」
「そういう教育してなかったから、」
「でも、今からでも遅くないよな♡♡」
「俺のカタチ覚えて、いっぱい俺のものって言う跡つけて、俺以外受け入れられないようにして…」
「たっっっくさん愛し合おうな♡」
tr「…もう、どこまで身勝手なんですか笑」
俺は、今更断ることなんて出来ない
むしろ、いっぱい愛してくれると言うなら
どんなに痛くても辛くても、我慢してやろうと思う
だって、相手がらっだぁさんなんだから
続ける予定です
🔞入りますかね?
コメント
5件
続きありがとうございます😊 rdさんちゃんと気付けてよかったね…! trさんもちゃんと想いを曲げずにいて、報われてよかったねぇ…(゚´ω`゚) しっかり消毒してもらってください笑