この作品はいかがでしたか?
32
この作品はいかがでしたか?
32
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「アルフレッド・クルーズ侯爵子息?アッシュフォードです。」
「入室を許可する。」
「全く、君の過保護は相変わらずか。特に俺はもう何も思わない。」
「貴方様は最後のアルヴィアンです。そこをお忘れなく。」
「それは理解している。でも君たちが俺を鍛え上げたんだろ?俺は大丈夫さ。でももう少し配慮すべきことはあるかもしれないな。ところで荷物とは?」
「簡易的なものではありますが、昼食をご準備しておきました。パストラミを挟んだベーグルのサンドイッチ。」
「助かる。ところで、学生や教職員用の食堂があると聞いたんだが?」
「その通りです。この敷地内には2カ所あります。」
「わかった。この後、アカデミーの敷地内の散策に俺は行く。そうだ、荷物を取り出して、収納しておいてくれないか?おそらく30分もあれば終わるだろ?俺がもしそれをやると酷いことになるのは理解しているだろう?」
「承知いたしました。進めておきます。」
「任せた。そして君が作ったサンドイッチ、最高だった。アッシュ、いつも君には感謝している。君がいなければ俺はここまで来られなかった。」
俺は心からの感謝を述べる。アッシュやマークのような忠実で優秀な側近たちがいなければ俺はここまで来られなかったはずだ。