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初めは恋をするような、そんな関係ではなかった。
騎士は特定のターゲットを槍で殺し、王は、その騎士を指示する、そんな関係だったため、恋をする時間は全く無かったからである。
「敵の攻撃が痛いし、少しでもミスをしたら王に怒られちゃう、、、この仕事、もう辞めようかな、、、」
騎士18号が言った。騎士の仕事は、いつでも辞められるのだ。しかし、その時、その騎士を励ます、とても優秀な騎士1号が現れた。
「もう辞めちゃうの?」
騎士1号が言った少しの瞬間、騎士18号はびっくりした。
「1号さん、、?どうして此処に、、、」
「18号がこの仕事を辞めるっていう言葉を言ってたから、ちょっと気になっちゃって」
「そうだったんですか、、、なんかすみません、、、」
騎士18号が謝るような声で言った。
きっと騎士1号は、騎士18号が心配だったのだろう。
「で、どうして辞めようと思ったの?」
騎士1号が言った。これまで、騎士はだれ1人も辞めようとはしなかったので、騎士18号が辞めたら、騎士全員に笑われ者にされるに決まっている。
「それは、、、」
「やっぱり…敵の攻撃が痛いし…それに、少しでもミスをしてしまったら、王に怒られるのが、やっぱり怖くて…」
騎士18号が落ちこんだような声で言う。ちょっとでもミスをしてしまったら、王に必ず怒られ、しっかりと反省するのが騎士のルールなのである。
「そうだったんだ」
「他の騎士の子達だって、みんな同じさ」
「私だって、最初はそうだったし」
「18号だって、ちゃんと毎日、トレーニングをしたら、そのうちミスらなくなって、王に怒られなくようになるんだから」
騎士1号が励ますように言った。だれもが毎日トレーニングすれば、騎士18号も、他の騎士達も、少しずつ成長していくと、信じている。
「成長…かぁ…」
「それなら、毎日トレーニングしようかな…」
「でも、もし、成長しなかったら…」
騎士18号は、成長しなかったらどうしようと、心配しているみたいだ。
「あ、なら、私と一緒にトレーニングしない?」
「一緒にやれば、もっと成長するかもしれないし?」
騎士1号が言った。たしかに、騎士1号と一緒にトレーニングすれば、成長率もupするかもしれない。
「良いんですか、、、?でも、私のせいで、手間とか、かけてしまったら、申し訳ないし、、、」
騎士18号は、相手に申し訳ないことをさせたら、ちゃんと責任をとる性格の騎士。『手間をかけるかもしれない』と心配になっているのだろう。
「いやいや、大丈夫だよ。18号と一緒にトレーニングできたらそれだけでも嬉しいし」
まるで騎士1号が輝いているみたいだ。
「あー、それなら…」
「是非、お願いします!」
「りょーかい!よろしくね、18号!」
こうして、騎士1号と、騎士18号が一緒にトレーニングする約束をしたのだった。
それから5時間後・・・
「さてと、今日のトレーニングも終わったし、、、どうしようかな」
「あ、そうだ!」
「次のターゲットの特徴、覚えておこうかな」
どうやら騎士18号は、次のターゲットの特徴を覚えるみたいだ。どんな特徴なのだろう。
「次のターゲットは、、、!?」
「とても凶暴で、戦力特定不能、、、?体力∞とか、、、」
おそらく次のターゲットはとても恐ろしいくらい強いのだろう。
「あんな凶暴で、体力も∞って、、、一体どんな感じなんだろう、、恐怖でしかないよ、、、」
「1号さんが何人居ても倒せないターゲットなのかな、、、」
まさかの騎士1号が何人居ても倒せない凶暴なターゲットであった。
「なんかめっちゃ怖くなってきた、、、もっとトレーニングしようかな、、」
騎士18号が怯えたような声で言った。
「あれ、18号、なにしてるの?」
そこに騎士1号が現れた!
「あ、1号さん、、、今、次のターゲットの特徴を覚えてたんです」
「そうなんだ!あのターゲット、戦力特定不能とかいう強えターゲットだもんね〜」
「マジで無理ゲーだろ〜って思いながら見たわ〜そう思うっしょ?」
騎士1号もあのターゲットが『怖い』と思っていたのだろう。
「そうですよね、、、」
「(めっちゃ怖いな…もし、倒せなかったら…)」
「私もビビりました、、、」
騎士18号には悪夢にも出てきそうなターゲットのように感じていた。
きっと騎士1号達も同じような感じだろうと思っていた。
「やっぱり〜あんなん無理だよね〜ワンチャン倒せるかもしれないけど!」
「ははは…」
「(ワンチャン倒せるかも、か…)」
騎士1号の一言のおかげで、騎士18号にとって、少し希望が見えてきたかもしれない。
「まあ、お互い、頑張りましょ!」
「そうだね〜」
絶対に倒せるように、頑張らなきゃ!みんなで絶対に倒すぞ!!
っと、騎士18号は『倒せなかったら自分の責任』だと思い、心から誓った。