「長年のお勤め、ご苦労様です、長(チョー)さん。ま、一杯」
「おう、悪いな。しかし、定年退職か……ワシも年食ったなあ」
「長さんには新人の頃から世話になりました。警官仲間では伝説の『市川の長さん』に鍛えられて、俺も何とかやってます」
「フッ、よせよ」
「しかし……昔は何度も『本庁の刑事にならないか』って誘いがあったって聞いてますけど、何でならなかったんですか?」
「……刑事ってのはな、コトが起こってから動くもんだ。町から離れちまったら、自分の手で町の安全守れねぇだろ」
「くぅ~~……カッコいいっす、長さん!さすが伝説の警官!」
「そうおだてるな。……それより、お前、何か最近悩みがあるんじゃねえのか」
「……わかりますか」
「定年ま**************
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