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面白いです!めちゃくちゃ!ああなげやりさんの書くセカキク最高です!次回作も楽しみにしてます!
「みんなー!夏祭り行こうよ!」
珍しくイヴァンがその場の面々を誘った。
「夏祭りか〜、いいんじゃない?」
「俺も賛成〜!」
「夏季は俺も特に予定がないはずだ」
フランシスやフェシリアーノ、ルートヴィッヒなどの全員が口々に賛成の意を示した。
「懐かしいあるねぇ〜……」
「懐かしいの?1年前なのに?」
「最近は行ってないあるよ、確か最後に行ったのは菊がまだ幼い頃……」
と王耀が感傷に浸っていると、
「マウントかようぜぇな」
アーサーがボソ、と言った。
だが、王耀の耳に届いていたらしく、
「潰すあるよ………」
とだけ言った。
「確かに菊が夏祭りにいるとなるとテンションあがるんだぞー!!」
「浴衣姿で来てほしいね………きっと美しい……」
「あわよくば走らせて胸元がはだけて…………………
ぐへへへへへへ…………………」
「全くだ……」
フランシスに続いたアーサーの言葉にいつもの様にルートヴィッヒがため息をつく。
「まぁ、期待と想像はしちゃうよねー」
「「「「「え………!?!?」」」」」
「イヴァンがアーサーに乗った……!?」
「おいおいまじかよ………」
「そう言ってみんなも菊くんの妄想とかするでしょ〜?」
「「「「「…………………」」」」」
「せめて菊の前では言わないでやれよ……」
ルートヴィッヒが言うと、
「じゃあこの場で出しちゃお〜う!!の会!!」
フェシリアーノが謎の思考で提案。そして全員の(ルートヴィッヒはぶつぶつ言いながら本心はやりたいと言ってた)賛同を得て開催された。もう何が何だか分からない。
「はいっ!俺っ!
菊が『りんご飴ってこんなに大きかったでしょうか……』って言いながらエ●い顔でりんご飴食べてる!!」
「「「「「「おぉ〜……」」」」」」
「次はお兄さんね!
『今日も格好いいですね、フランシスさん』って言ってキス♡」
「お前の自己満じゃねぇか」
ケッ、とアーサーが嫌味100%で言った。
「まぁ、妄想ってそういうものあるからね」
「そういうアーサ……………………
いや、忘れてくれ!!」
「何でだよ!?
………良いぜ、お望み通り妄想言ってやるよ……」
「途中で止めたんだけどなぁ……」
「買った焼きそばが想像以上に熱くて、菊が『熱かったれす………』って舌を出しながら涙目で俺に訴えてきて、それから冷やすものを探したがどこにも無くて近所の俺の家に行き─────」
「なんか渋々って感じだったルートヴィッヒはどうなのよ?」
「おい最後まで聞けよ!!!」
「……そうだな…………………
……………1つのかき氷を分けて食べたいな……………//」
「………、、え……ホントに言ってるの!?!?欲はそれ以上ないの!?!?」
「…………その場に行けばもしかしたら他にも出てくるかもしれないが………今のところは無いな………」
「どこかの誰かさんと大違いだね〜」
そのどこかの誰かさんは無反応だった。
「自覚ないあるか………」
と、そこで先程まで居なかった菊が来た。
「お待たせして申し訳ございません………………!!
……というか、何か盛り上がってらっしゃった様でしたが、何の話だったのです?」
「あ〜!菊のも────んぐっ」
フェシリアーノが口走ろうとしたところをすんでのところでルートヴィッヒが口をおさえる。
「………も……???」
「も、もうそろそろ来るんじゃないか?って話なんだぞ!!!」
アルフレッドが上手く(?)誤魔化した。
「……その内容でそこまで盛り上がるのですね……」
「……今度、全員で夏祭りに行かないか?」
本来の内容にアーサーが戻した。
「え………??」
「どうしたの?」
「あ、いや……………その…………
………夏祭りもう開催済みですよ…………、??」
「「「「「「は、……」」」」」」
はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?と菊を除いた全員の声で一瞬、部屋がいっぱいになったのだった。