テラーノベル
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五月晴れの青空の下、私立いちご学園の校庭は熱気に包まれていた。
今日は年に一度の球技大会。種目は、全員参加の「ドッジボール」だ。
くじ引きの結果、チーム分けは以下の通りになった。
【赤組】 莉犬、さとみ、ななもり。
【青組】 ころん、るぅと、ジェル
「手加減はなしだからね、ころちゃん!」
赤組のハチマキをキリッと締めた莉犬が、やる気満々で宣言する。
「ふふん、莉犬くんこそ僕の『神速の魔球』に震え上がるといいよ!」
青組のころんが、ボールを片手に不敵な笑みを浮かべた。
「ピーッ!」
とホイッスルが鳴り、試合がスタート!
最初にボールを掴んだのは赤組のさとみ。
抜群の運動神経で、青組のコートへ鋭いストレートを投げ込む。
「いくぞ、ジェル!」
「おっと危ない!
……でも、俺の顔面にだけは当てんといてや?」
ジェルは華麗な(?)ステップでボールを避けると、すぐさまボールを拾ってポーズを決めた。
「さあ、ここからは俺のターンや。
みんな、俺のフォームに惚れるなよ?」
ジェルがイケボで囁きながら投げたボールは、ふんわりとした超スローボール。
「えいっ」
と軽い気持ちでキャッチしようとした莉犬だったが、ボールは手前で急に変化して莉犬の足元を直撃!
「わああ!当たっちゃった!
ジェルくんずるいー!」
「よっしゃあ!これが俺の『メロメロ・チェンジアップ』や!」
大喜びのジェル。
赤組がピンチに陥る中、頼れるリーダーななもり。が内野を鼓舞する。
「みんな落ち着いて!
まだこっちには、さとみくんがいるから!」
青組の攻撃。
ボールを持ったのはるぅと。
いつもは物静かで優しい彼だが、目がギラーンと鋭く光る。
「ふふふ……日頃のストレス、ここにぶつけさせていただきますね……!」
笑顔の裏に恐ろしいオーラをまとったるぅとが、全力で腕を振り抜いた。
「くらえーーー!!」
放たれたのは、地を這うような超剛速球!
「うわあああ!るぅちゃん目がマジじゃん!?」
ななもり。が間一髪で避けるも、背後にいたさとみの胸元にガシッと収まった。
「ナイスキャッチ、さとみくん!」
「危ねぇ……!
るぅと、お前あとで職員室な!?」
さとみは冷や汗をかきながらも、すぐに体制を整えて外野の莉犬へパスを回す。
試合は一進一退の攻防が続き、ついに残り時間1分。
コートに残っているのは…
赤組のさとみ・ななもり。
青組のころん・るぅとのみ。
外野の莉犬からパスを受けたさとみが、狙いを定めて叫ぶ。
「これで終わりだ、ころん!」
椎名遥陽~はるひ~
22
#ジェルくん
2,212
るか
2
さとみの全力投球が、ころんの足元へ炸裂する。
「うわっとっと!」
ころんは必死にジャンプして避けた——
と思いきや、着地でバランスを崩して自分の足にボールがポツンと当たってしまった。
「あ、あれ……?当たった……?」
呆然とするころんに
「ころちゃん、何やってるんですか!」
とるぅとの鋭いツッコミが飛ぶ。
「ピーーーッ! 試合終了!」
結果は、僅差で【赤組】の勝利!
コートに倒れ込むメンバーたち。
しかしその顔には、全員やりきった最高の笑顔が浮かんでいた。
「あー!悔しい!次は絶対負けないからな!」
ところんが悔しがると、莉犬が
「楽しかったから、みんなでジュース買いに行こ!」
と肩を組む。
競い合った後は、やっぱりいつもの仲良しな6人に戻るのだった。
コメント
1件
みぃ読んだよ〜🥀 球技大会の話、青春って感じで胸がじんわりした…! ジェルの「メロメロ・チェンジアップ」とるぅとの急にガチになるギャップ、めっちゃツボった(笑) 最後はころんが自爆しててちょっと可愛かったし、勝った後の“みんなでジュース買い行く”ってノリが、ほんとこの6人らしいなあって思った🌙 続き、どんなイチャイチャ(?)が待ってるのか気になるよ〜