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孥依守side
孥依守「あいつ綺麗好きにも程があるんじゃねぇの?」
エルン「うちの弟だ、誇りに思ってる」
孥依守「お前に聞いた俺が馬鹿だった」
ったくよ………、
プルルルルルrrr
孥依守「あ?電話?」
エルン「誰だろ…………いや早く出ろよ()」
孥依守「無視していいやつだろこれ」
エルン「お前ならその口の悪さで追い返せよ」
孥依守「説得力のクソもない」
…………はいはい出るって。
孥依守「どちら様用が済んだら切れ」
エルン「第一印象悪すぎだろが」
孥依守「……………………何か言えよクソが」
物音一つもしない。
おかしい、とは言えるのか…
『……………ッ』
何?あ゙?え?((
『…………失礼しました、藤羽様でよろしいでしょうか』
今更応答か。お前がかけてきた癖に((
孥依守「あ゙ー、そうだよ。」
この声だと………男は確定のはず
『お願いがあるんです』
『…………この世の術に会わせてくれませんか』
孥依守「……あ゙?俺は知らねぇぞそんな奴」
『……知っているはずです、今さっきまで貴方といたのですから。』
…………何言ってんだこいつ…?
『身長が高くて。黒髪のお方ですよ』
…………………。
孥依守「堕異夜のこと言ってるんじゃねぇよな?」
エルン「…はっ?」
『ええ、その方です。』
『電話を頼んでくれませんか?』
孥依守「………名前。住所。電話番号。」
聞けるだけ聞くから。
もし俺の個人情報を抜かれていたら愛硫に危険が及ぶから
…………それだけじゃねぇけどな。
だったら抜くしかない
『…………聞く必要とは?』
孥依守「…………………………」
『………ここだけの話ですよ?言ったら即人体実験ですから』
孥依守「あっwやっぱそうだと思った」
やっぱ年齢低いんだなーって。
98『……………あーあ、面白くないですね』
98。こいつって本当、汰異怪の悪いとこだけを取った化け物みたい。
人をろくに思ってないから。
あのハイライトのないゴミを見るような目。
何を望むのか知らねぇけど。
孥依守「…お前の望み、叶わねぇから。」
エルン「………?」
98『だって……。貴方に何が分かるんですか?』
98『何も知らない貴方に。』
98『三日月を。』
孥依守「……………」
三日月………
三日月 にお祈りをすることで幸運に恵まれるという言い伝え
…願いを叶えるお守り、病気や災いからも守ってくれる、と言われたりなんやり__
孥依守「____だからどうした?」
98『……………はぁ、貴方とはやっぱり気が合いませんね』
孥依守「合いたくもねぇよクソが」
98『電話できませんか?』
孥依守「どーしよっかなー。」
98『…………』
エルン「なんか知らんけ何言っても声良すぎじゃね孥依守」
98『……。』
孥依守「あいつは守るって決めたんで。残念だったなー。」
98『………そうですか、なら___』
孥依守「汰異怪に直行してやろうか?」
98『…………………』
98『あの人に言ったって変わらないでしょう』
孥依守「さあ。俺だってそんな期待はしてねぇよ」
98『………じゃあなぜ?』
孥依守「…………あいつの優しさ知ってから言え。」
98『人間が優しくなってどうするんです?』
孥依守「…………あ゙?」
98『人間が優しくなって何が変わるんです?何ができるんです?』
孥依守「…この化け物が」
98『では。』
___ブチッ
孥依守「……………ったくよ…。」
エルン「…どうしたんだ?」
孥依守「…………………汰異怪呼びたい」
エルン「3人で何とかしよう、うん。」
孥依守「…………ま、いざとなったら」
エルン「……何があったか聞きたくなくなってきた」
堕異夜side
気づけば昼の11時。
やべっ…と思いながら戻る。
堕異夜「お〜い、遅くなっちゃった、ごめん」
エルン「お、おかえり〜…^^;」
そこには焦りまくりの姉さん。
その隣にスマホを片手に呆れた顔の孥依守。
孥依守「遅かったな。行こ」
エルン「いやいやいやいやいやいやいやいや(早口)」
孥依守「あ゙?」
エルン「そうじゃないんだよこのイケメンが。((( 電話の内容はッ!?」
孥依守「あ゙ー、明らかに聞きたくなさそうな顔してるからよ」
エルン「……聞きたくない、聞きたくないけど聞かなきゃ………。」
孥依守「大切な弟が消えるかもって?」
堕異夜「…………!?」
俺…………?
エルン「お前なんかにはわからないだろうな」
エルン「家族も何もかも捨てて彼女に捧げた奴がよ。」
孥依守「そんな奴で悪かったな」
エルン「お前を元々変なやつだとは思ってたけど」
エルン「ただのクソだったのか………」
孥依守「はいはい」
エルン「ち ゃ ん と 聞 け よ」
孥依守「ごめんお前に価値なかった」
エルン「ひでぇ!!!((」
孥依守「嘘嘘w((((」
エルン「…………堕異夜?」
堕異夜「あっ、あ、ごめん………」
エルン「……大丈夫だ、お前の近くにはうちも汰異怪もラヴもいるからな。殺す気満々の奴が。((」
堕異夜「……………うん、…」
電話主が誰かは知らない。
でも大体の予想はついてる。
俺が見つかったら
___確実に死ぬんだって。
孥依守「………行くか?」
エルン「…うん」
____。
45「んぎゃあああああああああ!!!!!!」
62「………………()」
28「おい98の野郎ぉぉぉぉ!!!」
98「僕のせいではありません。貴方達が油断するからですよ?」
28「違うってぇぇ」
???「あ、いた!!だ〜いやく〜ん」
堕異夜「………へっ?」
???「も〜ッ、ラヴ君ったらァ……」
堕異夜「…ラヴ?」
???「うん。死んでるのに生きてるって本当可怪しい。馬鹿馬鹿しいよねェ」
孥依守「……それがラヴだからな」
???「( ⩌⩊⩌)……✧」
エルン「なっ…?」
???「ヘッ、なんちゃって!君はえ〜っと……」
???「”殺されかけてる”のかァ。」
堕異夜「………え」
急に言われてそりゃ固まる。
???「汰異怪くんに言われなかったかな?」
???「君を消せば全て消えちゃうんだから。」
堕異夜「………………………」
???「大切な相棒?だから何?」
???「人は人でしょう?」
エルン「………………はあ、…?」
???「はははッ、君は本当生き生きしてるね。」
???「この世の捏造者。」
堕異夜「は………あっ………」
言葉が出ない。
まるで” そうです ”と言っているかのよう。
…………そんなの、知らない……………………
???「君のそのペンダント。綺麗だよね」
???「それを受け取った瞬間から、」
???「捏造は始まっているんだよ」
be continued