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「尊さんの……ちん、こ、俺のなかに…挿れてくださ……ぃ」
そう言うと同時に
そんな俺の腰を掴むと、尊さんは自分のモノを俺の後孔に押し当ててきて
一気に押し込んできた。
「〜〜〜〜ッ!!!」
あまりの質量に、一瞬息が止まった。
全身の毛穴が開き、鳥肌が立つ。
そのまま激しい抽挿が始まり、待ち望んでいたそれに俺の体は大きく弓なりにしなった。
「っああぁ!は、ぁんっ……!」
刺激に体が悦んでいるのが分かる。
尊さんはそのまま腰を動かし始めた。
「あっあっあっ……!やぁっ!はげ、しっ……んっ!」
激しい抽挿に視界がチカチカとする。
彼のものが奥に当たる度に
頭が真っ白になるくらい気持ちが良くて、何も考えられなくなる。
「んっ……っつ、あ……や、ぁ……お尻……そんなに奥……っ、んんっ……!」
「そんなヒクヒクさせて、身体のほうが正直だな…」
後ろからそんな声がしたかと思えば、一番感じるところを突かれて、俺はまた絶頂を迎えた。
「んぁっ…や、やっ……そこ、ダメって……言ってるのにっ……っ」
しかしそれでも尊さんは腰の動きを止めない。
「ほら、イってみろ、ぶっ壊れるまで気持ちよくしてやるから」
それどころか、更に激しく突いてくるものだから堪らず叫んだ。
「っんあ……や、ああっ……!中で……そんなの、気持ちよすぎて……っ」
俺の懇願に尊さんは悪戯に笑って
しかしそれでも激しく突き上げてくるものだからたまらない。
「ほら……イけよ」
言葉と同時に奥を穿たれ
「ん゛っ、ぁあっ…あ、ぁぁっ……♡ッ、ふぁッ…あ…あっ……!!」
俺は呆気なく絶頂に達した。
「…はぁっ…は、っ……ぅ、ぁ…」
終わったと思って肩で息をしながらクッションに顔を埋めていると、尊さんは再び腰を動かし始めた。
「え……ぁっ……?なん、でっ……」
信じられない思いで背後を振り返ろうとすると
彼は意地悪く笑って俺の耳元で囁いた。
「誰が終わったって言った?」
「や、ぁっ……も、無理っ……あッ!あっ♡ま、待っ……」
俺の言葉を遮るように、彼は腰を動かし始めた。
「ひっ……!あっ、ああっ……!!」
「…呆れるほど可愛く鳴くよな、お前」
そう言いながら、首筋や背中、至る所に口付けを落としていく。
その度、ビクビクと身体が震えた。
「あぁっ!あ♡っん……♡んんっ……」
「悪いけど、お前のナカ良すぎて止まれそうにない」
尊さんはそう言って俺の腰を掴むと、激しく打ち付けてきた。
「あっ、ああっ……!だめぇ……! もう、ぬいで……ぬいでくだ、さ…っ」
「“だめ”って言いながら、締めつけてるのはどっちだよ?」
尊さんは俺の言葉を無視して、さらに動きを速める。
俺はもう限界で、ただ喘ぐことしかできなかった。
「も、もぉ……っ、むりぃ…きゅ、きゅけい……させ、て…っ」
絞り出すようにそう言って前に逃げようとすると
「こら、どこ行くつもりだ」
尊さんは俺の腰を掴んで引き戻す。
「あ゛っ……!?」
その拍子に一番感じるところを抉られ、思わず悲鳴じみた声を上げてしまった。
「そんなにイかされたいなら素直にそう言え」
「やぁっ……!違っ、!ひあっ♡ や、あ゛っ、そこ、ぉ゛っっ♡♡イ、イッくぅ゛ぅ゛っ♡♡♡」
そんな俺を無視して、彼は何度も同じところを突いてくる。
その度に目の前がチカチカとして意識を失いそうになるのに
それすらも許さないとばかりに激しく攻め立てられて、気が狂いそうだ。
「あっ♡あっ♡あっ♡だめぇ!またイクッ……!イッちゃ……からぁ!」
「ほら…もっと締めろ、出るッ……ッ!」
「んっ♡ ひ゛っ……♡ あああっ♡♡あ゛ぁッ!!」
その瞬間、勢いよく中へ注がれて目の前が真っ白になった。
ずるりと引き抜かれると、後孔からどろりと白濁液が流れ出たのを感じる。
しかしまだ体の熱は冷めそうになかった。
それどころか、二度も達して敏感になっているせいか
余計に快感が増している気がする。
「はぁっ……はぁーっ……」
肩で息をしていると、尊さんは俺の体を反転させて仰向けにさせた。
すると流れ作業のように、「雪白…水でいいか?」
そう言ってペットボトルを手渡してくれて
それをごくごくと飲んだ。
しかし俺はまだ温もりが欲しくてたまらない。
「…っは、ぁ…たけ、るさん……ぎゅーって、して……っ」と、両手を尊さんに向けて広げた。
すると彼は呆れたように笑って、俺に覆い被さるようにして抱きしめてくれる。
「……どうしたんだよ、今日はやけに可愛いな」
「か、かわいくないです、俺なんて…」
「可愛いよ、お前は。声も名前も、細い指も」
「…っ」
「恥ずかしがって何も言えなくなるとこもな」
「なっ…え…っと」
「顔真っ赤になるぐらい恥ずかしいくせに、俺から離れないし」
「だ、だって……安心する、ので。それに……今しか尊さんのこと独り占めできませんし…」
俺が素直にそう言うと、尊さんは俺の頭を撫でながら、じっと俺を見つめてくる。
その目はどこか妖艶で、俺の心臓が高鳴った気がした。
「…ったく、お前といると理性がいくらあっても持たないな」
そう言って耳朶を舐められて
思わず腰が浮いてしまい、ドロりと先ほど尊さんに中出しされた愛液が垂れてきてしまった。
「っは……えろ……」
尊さんはそれを掬って舐めると、そんな俺を見て彼はまた意地悪な笑みを浮かべて
俺をうつ伏せにして腰を高く上げさせるような体勢を取らせた。
当然のように俺の後孔に指を挿れてきて
そしてそのまま「今掻き出してやるから」と指を奥まで押し込んできた。
「ひあっ……!だめ……そんなにされたらっ……」
「またしたくなるか?」
尊さんは悪戯っぽい笑みを浮かべて言うものだから、俺は恥ずかしくなって顔を背けてしまった。
そんな反応を見て、彼は喉の奥で笑って指を動かす。
「んっ……んんッ……♡」
「はう……っ、ん……っ」
先程出された精液が掻き出されて行く感覚すら気持ちよく感じてしまう自分がいることに
驚きと羞恥が入り混じる。
その反応を見て、彼はまた意地悪く笑った。
「んっ……ふ、ぁ……♡んんっ……」
ただ中のモノを掻き出してもらっているだけだというのに
俺の体はビクビクと跳ね上がってしまう。
それを見た彼は、わざと前立腺を掠めるように指を動かすものだからたまらない。
「んっ……んんっ……♡」
「……っ、雪白……お前なあ……」
尊さんは少し呆れたような声でそう言うと
全て出し切ったのか、ゆっくりと引き抜かれると思わず声が漏れた。
その刺激にも感じてしまい、吐息が漏れる。
◆◇◆◇
事後───…
「……っはぁ、はーっ……」
「大丈夫か?」
尊さんはそう言って俺の頭を撫でてくれる。
それが心地よくて、思わず目を細めた。
「はい……あの、俺……その」
「ん?」
「……き、気持ちよすぎて…おかしくなるかと……」
恥ずかしさを堪えながらそう伝えると、尊さんはふっと笑ってから言った。
「ほんと、素直だなお前」
「っ…そう言うたけるさんは、結構慣れてますよね」
「まあ、それなりには」
「…攻めるのすごく上手いですしテクも…っ、やっぱりたけるさんって経験豊富なんですか…?」
何故かモヤモヤとした感情が湧き上がって来てそう聞くと
尊さんは不思議そうに問いかけてくる。
「どうしたんだよ急に」
「いえ……その、別に…」
「なんだ、言ってみろ」
「じゃあ…言いますけど…お、俺はたけるさんにキスされただけで火照りそうになるし頭撫でられるだけで幸せで、抱かれてるときもドキドキしっぱなしだけど…」
「たけるさんは俺相手にそういうのないのかなっと思って…」
素直にそう言うと、尊さんは驚いたように目を見開いた後
「お前は本当に……」
尊さんはそう言って俺の肩を掴んだ。
そのまま仰向けに寝転がらせて、覆い被さるように俺を見下ろす。
その視線があまりに真剣なものだから、思わず固唾を飲んだ。
「言っとくけどな、俺だってお前に欲情してるんだぞ」
「え…っ?」
「普段は穏やかで内向的なお前が、俺に抱かれてる時だけ乱れて甘い声出すときとか、可愛くて歯止め効かなくなるし」
「最初のころ主任主任って懐いてくんのが愛らしくて仕方なかったしな」
「え、え…?」
まさかそんなことを言われるとは思っていなくて困惑していると
尊さんは俺の耳元に唇を寄せてきて、低く囁いた。
「まあ要するに俺は雪白のこと相当好きってことだ。お前は気づいてないだろうけどな」
「…っ、う、嬉しすぎて、俺、そんなにたけるさんに愛されてたなんて……」
顔が熱くなってるのが分かる。
こんな俺を愛してくれるなんて、思ってもみなかった。
「あと、さっきタクシーでお前手繋ごうとしてきたろ?」
「え、はい…あっあのとき、たけるさんパって離したから、俺に触られるの嫌なのかなって思ったんです、けど」
「馬鹿、なわけないだろ」
「え、じゃあどうして…」
「お前みたいなやつに、あんな風に触れられたら誰だってドキッとするだろ」
「へ……っ?」
「好きだから、ちょっと動揺しただけだ。お前にふれられたくないわけない」
思わずポカンとしてしまった
だって、いつも厳格な尊さんが俺に触れられそうになっただけで動揺するなんて
「ふふ…っ、たけるさん、なんだかかわいいです」
「からかうなよ」
「へへ、たけるさん……」
「ん?」
「俺も……好きですよ、たけるさんのこと。他の誰よりも」
「…あぁ、知ってる」
そう言って尊さんは嬉しそうに笑ってくれるから、俺まで嬉しくなる。
しかしふとソファの後ろの壁にかけられた時計を見ると、9時を過ぎていた。
(たけるさんここから家近いみたいだけど、そろそろ帰らなきゃだよね…)
そんな考えが頭をよぎる。
「…あの、たけるさん?今日って…もう帰りますか……?」
「いや……泊まってく。いいか?」
「えっ、もちろんです……!!」
正直まだ一緒にいたいと思っていたから、思わぬ提案に喜びを隠せない。
「じゃあ、その…嫌じゃなければ、今日一緒に寝ませんか…?」
「でも雪白のベッドってシングルだろ?」
「あっ、それなんですけど…!この間ダブルに変えたんですよ」
「へぇ?またなんで」
「…その、たけるさんと付き合えたから…お泊まりとかしたときに、あわよくば一緒に寝れたらなって思って…じ、自己満で」
恥ずかしさで語尾が小さくなってしまったが
「俺と寝るために買い換えたって…な、可愛すぎだろ」
尊さんはそれを笑ったりせず、優しく受け止めてくれた。
「つい…浮かれちゃいまして」
「ふっ…なら、お前のこと抱き枕にしてもいいのか?」
「へっ?よ、喜んで…っ」
尊さんの言葉が嬉しくて、ついつい舞い上がってしまう。
俺はベッドと一緒に用意していた尊さんサイズの部屋着を渡して
寝室のベッドで尊さんが入ってくるのをドキドキしながら待っていた。
そしてしばらくすると尊さんが入ってきて
「お待たせ」というと、ベッドに入ってくる。
尊さんの顔が近くにあることが嬉しくて、じーっと眺めてしまうと
尊さんが「なんか顔についてるか?」と聞いてくる。
「いえ!ただ……尊さんと一緒に寝れるの夢みたいだなって思って」
「……俺も雪白と寝るときまで一緒に居れるのは悪くない」
「えへへ……」
「ほら寝るぞ」と言いながら電気を消して、対面になって寝転がると
俺のことを見つめてきて
「雪白って、頭撫でてとかハグしたいってよく言うけど、結構甘えん坊なとこあるよな」
「そ、それは尊さんだから…主任だから、ですよ」
「俺だから、か」
「はい、たけるさんだと、すごく落ち着くんです…」
そう言って俺が尊さんを見つめ返すと、彼は優しく頭を撫でてきて
「だったらほら、もっとこっち来い」
「…え、はっはい」
ぎゅっと抱き寄せられると、彼の体温や匂いを間近に感じてドキドキしてしまう。
尊さんの腕の中はとても落ち着いて心地が良い。
このまま眠ってしまいそうだ……そう思った矢先
「……なぁ雪白」
「なんですか?」
「今度……休みの日に映画館でも行かないか?」
「えっ……!それってデートのお誘いですか……?」
「あぁ……駄目か?」
「ぜっ全然!むしろ行きたいですっ……!!」
「よし、決まりな。なに見るかは二人で今週中に決めよう」
「はいっ…!」
これは尊さんのことをもっと知れるチャンス……!
あれが見たいだとかあっちの方が好きだとか二人で悩むところを想像しただけで
今から楽しみになってきた。