コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
壱馬side
RIKUさんが来てくれて、ほんとに、嬉しかった
でも、リハで疲れてるはずだし、申し訳ない気持ちもあって
葛藤してたけど、熱のせいでどうしようもなく寂しくなっちゃう
お粥できるまで待つだけなのに、それすらもできない俺って…
と思いつつも、重い体を動かしてRIKUさんの元に向かう
陸「あれ、壱馬どうしたの?」
壱「…」
陸「なんか欲しいものあった?」
壱「…」
陸「…とりあえず、そこのソファ座ろっか。立ってるのしんどいでしょ。」
壱「…はい」
陸「ごめんね、遅くなって」
壱「え、?」
陸「熱出た時って、寂しくなるじゃん?壱馬もそうかな〜って。違った?笑」
壱「…そうです、」
陸「うん。皆一緒だから。素直に甘えていいんだよ?」
壱「…はい」
陸「あ、お粥できた。ちょっとだけ待ってて?」
壱「…いやだ、」
陸「ふふっ。今回はほんとにすぐだから。しかも見えるところに居るでしょ?ね、ちょっとだけお願い。」
壱「…はい」
陸「ん、ありがとう。」
陸「はい、お待たせ。食べさせてあげよっか?笑」
壱「…だいじょうぶです」
陸「はーい。笑 残していいからね」
壱「ごめんなさい…」
陸「いっぱい食べた方じゃん!全然いいよ!じゃあ、薬飲もうね」
壱「…ん」
陸「よし。あとは寝るだけだ!ベット戻ろうか?」
壱「…はい」
陸「じゃあ、先に片付けしてくるから、寝ててね?」
壱「え、おれも、いきます…」
陸「だめだめだめ。わかった、片付けは後にするから。もう寝よ?」
壱「…はい」
隣にいることは分かってるのに、やっぱり寂しくて
壱「RIKUさん…」
陸「ん?」
壱「て、いいですか…?」
陸「手?はい」
片方の手を握って布団の中に入れると、もう片方の手でお腹の当たりをリズム良く叩いてくれる
陸「次起きたらもう治ってるよ。俺もいるし、安心して寝な?」
壱「ありがとう、ございます…」
そこからずっと寝てたらしく、起きたのは翌日の早朝だった
ダルさもなくなってたし、寒気もしない
ベットの横で寝るRIKUさんの手は、俺の手の中とお腹の上のまんま
思い出したくないくらい、恥ずかしい記憶が蘇ってきたけど、同時に嬉しそうなRIKUさんの顔も思い出した
たまには素直に甘えてみるのも、アリなのかな