星野アクア 「お前…それどうするんだよ…。」
星野ルビー 「分かんないよー!どうしよ!明日から学校〜!!『男の子』のまんまでなんか学校生活できないよ〜(泣)」
ー遡る事1時間前ー
星野ルビー 「はあああ,疲れたあああ!!何か冷蔵庫に飲み物ないかなぁ〜?」
星野ルビー 「ん…??何だろう?これ。『絶対に飲むな?』まあいいや!飲んじゃえ!えいっ!!」
星野ルビー (ん??なんか不思議な味だなぁ〜。まあいいや。どうせこれアクアのでしょ??あとで謝ればいいや!)
星野ルビー 「あ、れ??なんか体が…暑い…ような…?」
星野ルビー 「きゃあ?!?!」
(なに?!今の!!)
星野ルビー 「え…え??えええええ?!私『男の子』になってる?!」
星野アクア 「帰ってきて早々煩い…な。って,…はあ??何でお前…『そんな姿』になってるんだ?」
星野ルビー 「知らないよ〜!!冷蔵庫に入ってた飲み物『勝手に』飲んだらこうなったの…。」
星野アクア(こいつ…また『勝手』に、人の飲み物飲んだのか…。)
星野アクア 「てか,お前,明日からそれ,学校どうするんだよ。」
星野ルビー 「分かんないよ〜…どうしよう〜アクア〜(泣」
星野アクア 「はあ,取り敢えずミヤコさんに話に行くぞ。何か知ってるかもしれないから。」
星野ルビー 「うぅ〜。(泣」
星野アクア 「分かったから。もう泣くな。」
(その格好で泣かれると,何か,俺が泣かせたみたいで嫌なんだよ…。)
斉藤ミヤコ 「つまり,勝手に飲み物を飲んだら『男の子に変身した…』と??」
星野ルビー 「うんー…。ねえ,ミヤコさん!これ,治るよね…?」
斉藤ミヤコ 「調べてみないと分からないわ…取り敢えず調べるから自分の部屋に行ってなさい。」
(はあ,アクアに続いて、今度はルビーまで…。この兄弟はほんと何かとやらかすわね…。頭が痛いわ…。)
星野アクア 「ほら。取り敢えず『俺の制服』着てろ。いつまでも『女の制服』のままだとお前も嫌だろ?」
星野ルビー 「ん〜…ありがと〜…。アクアの服、いい匂い〜…。」
星野アクア 「この非常時にお前は…。まあそれがお前らしいっちゃ,らしいけどな。」
??? 「やぁ〜。まさか、僕の『失敗作』を飲んじゃうとはねぇ〜。」
斉藤ミヤコ 「は?!あれ貴方の『ガラクタの一部』だったの??何でそんな物を,冷蔵庫に入れてたのよ…。」
??? 「ガラクタだなんて〜…ミヤコさんも酷いなぁ〜…。」
齋藤ミヤコ 「ガラクタなのは事実でしょ?それより,ルビーのこれは治るの??」
??? 「2日もすれば自然と治ってるよ。」
星野ルビー 「2日もかかるんですか…?!それより貴方はー…?」
??? 「僕??僕は天才博士だヨ⭐︎⭐︎」
斎藤ミヤコ 「何が天才⭐︎よ…。この人は近所に住む『研究者』の、藤崎潮羅(しおら)よ。」
藤崎潮羅 「ごめんねぇ〜?まさか飲んじゃうとは思わなくて〜…てか,確か僕,『飲まないで。』って書いてたような??」
ルビー 「ゔ…。」
藤崎潮羅(勝手に飲んだんだな…)
藤崎潮羅 「まあ,何はともあれ,僕の過失でもあるから、早く『解毒薬』が作れるように努力するよ。でも少なく見積もっても、『1日以上』は掛かると思っててね?」
星野ルビー 「はぁい…。」
斎藤ミヤコ 「はぁ…仕方ないわね…。じゃあその間ルビーは,『風邪を引いた』って事にして休むことにするわ。」
星野ルビー 「うぅ〜。学校〜…。」
星野アクア 「ちょ,ミヤコさん?俺の時は普通に行かせたのに…。」
斎藤ミヤコ 「仕方ないでしょ??アクアは『普通科』で,融通が効かないんだから…。その点,ルビーは『芸能科』融通が効きやすいのよ…分かって頂戴…。」
星野アクア 「まぁ,そーゆことなら…。」
星野ルビー 「ううー,ねえ?ミヤコさん〜…外に出るのもダメー?」
アクア&ミヤコ 「ダメに決まってるでしょ?だろ!」
星野ルビー 「つまんないよぉ〜…。」
星野アクア 「仕方ないだろ。恨むんなら『食い意地張ってる自分を』恨むんだな。」
星野ルビー 「アクアの意地悪〜…」
藤崎潮楽(こりゃ、今日は徹夜だな…。一刻も早く治してあげなきゃだし。)
星野ルビー 「暇暇暇暇暇ぁー!!!!」
星野アクア 「五月蝿いな…。暇なら勉強でもすればいいだろ。」
星野ルビー 「それだけじゃ嫌なの!!ねえアクア!!いつも私が読んでる雑誌持ってきてよ!」
星野アクア 「はいはい…。」
有馬かな 「見舞いに来たわよー。うわ,本当に男子化してる…」
メムちょ 「よしよし〜…大変だったねぇ〜…」
星野ルビー 「うわーん。先輩〜…メムちょ〜(泣」
黒川茜 「ルビーちゃん。はいこれ。」
星野ルビー 「あ!!!これ,いつも私が読んでる『流行雑誌!!』」ありがとう〜!」
黒川茜 「それにしても…アクアくんの次はルビーちゃんかぁ…。」
星野ルビー 「うぅ…ごめんねぇ…。」
黒川茜 「ううん?良いの。私的にはむしろ…」
星野ルビー 「??…茜ちゃん…?」
星野アクア(茜…絶対あとで写真撮る気だろ…。)
有馬かな(嫌な予感しかしないわね…。)
メムちょ(多分これ,また写真撮りまくるんだろうなぁ〜、好きだもんねぇ〜…茜ちゃんはそーゆの。)
パシャパシャ!パシャパシャ!!
星野ルビー 「ね,ねえ??撮りすぎなんじゃない…?もういいでしょ…恥ずかしい…。」
黒川茜 「もう少しだけ!!私の目の保養だから!!」
星野ルビー(茜さんって…お兄ちゃんの時もそうだったけど…意外に…そーゆ『趣味』があるんだ…。)
星野ルビー 「ちょっと?!何でアクアまで撮ってるの?!」
星野アクア 「…この前の仕返しだ。お前だって撮っただろ?」
星野ルビー 「ううー。」
星野ルビー 「はーい。」
藤崎潮羅 「ごめんねぇー,遅くなって…。はい。これ。『解毒薬』一口飲めば『すぐに元の姿』に戻るからね!」
星野ルビー 「はーい。ありがとう。藤崎さん!」
藤崎潮羅 「ん!!じゃあ薬も届けたし,僕は帰って寝るかぁ〜…」
無事に薬を飲んだルビーは元の姿に戻ったのでしたー。
コメント
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アクアが無表情で「いいんじゃね?」とか言いながら写真取るのが想像できる…!