テラーノベル
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創作BL注意⚠️
なんでもありな人向け
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放課後、みんなが帰った後の教室。夕日が差し込む中、2人きりで居残り課題をしていた
鳴海「あー!終わんね!委員長、これ俺に解かせるの絶対いじめだって!」
藤代「あはは、いじめじゃないよ。君が今週3回も授業サボったツケでしょ?」
鳴海 「だってさー、委員長が引き留めてくれないからじゃん?」
藤代 「え、僕のせい?」
ニヤニヤしながら椅子の背もたれに逆向きに座って、学級委員の顔を覗き込む
鳴海 「そうだよ。…なぁ、これ終わったらなんかご褒美ちょうだい」
藤代 「ご褒美? ジュースでも奢る?」
鳴海 「んー、そういうのじゃなくてさ」
学級委員のネクタイを指先でちょん、と引っ張る
鳴海 「もっと……いいこと、してよ」
藤代 「……」
鳴海(あ、ちょっと動揺した笑)
(藤代がふっと、いつもより低い声で笑う)
藤代 「いいよ。じゃあ、ドアの鍵閉めてくるね」
鳴海 「……え?」
藤代 「『いいこと』、したいんでしょ?」
藤代が席を立ち、本当に教室の入り口へ向かう。カチャ、と静かな教室に鍵の閉まる音が響く
窓際のカーテンをいくつか閉めながら、ゆっくりと鳴海の席に戻ってくる
鳴海 「え、いや……待て。委員長? 本気?」
いつも崩さないはずの制服の第一ボタンを、指先で外す
藤代 「本気だよ。君が言い出したんじゃないか」
鳴海 「つ、強がんじゃねーよ。お前、いつも真面目で、こういうの、免疫ないだろ……っ」
問題児の机に両手を突き、上から覗き込むように顔を近づける。数秒の沈黙の後
藤代 「……ぷっ、あはははは!」
鳴海 「……はぁ!? 何だよ、いきなり笑うなよ!」
藤代 「あはは! ごめんごめん! めちゃくちゃ分かりやすく固まるから、面白すぎて!」
鳴海 「っ、おい……! 鍵、閉めたろ!? 」
藤代 「あ、これ?」(ポケットから自分のキーホルダーを取り出して見せる)
藤代 「カチャって音は、これで鍵のフックを爪で弾いただけ。ドア、普通に開いてるよ」
鳴海 「酷!」
藤代 「いつもいつも僕をからかってサボろうとするから、ちょっとお仕置き。どう? 少しは懲りた?」
鳴海 「意地悪!」
机に突いていた手を離し、満足そうに腕を組む
藤代 「はいはい、お喋りはそこまで。さ、しっかり騙されて目が覚めたところで、手を動かして?」
鳴海 「えー、ご褒美はお預けなの?。じゃあサクッと終わらせて、帰りに美味いもん奢ってもらうから!」
藤代 「え、僕が奢るの? ……まぁ、全部正解したら考えてあげる」
鳴海 「やったー!」
さっきまでの騒がしさが嘘のようにガツガツとペンを走らせる鳴海を見て、ふふっと嬉しそうに微笑む
コメント
3件
この作品好き!
読み終わりました!「卑怯な学級委員」、このタイトル回収が気持ちいいですね。普段は真面目な藤代が、からかう側の鳴海を逆に仕掛けで驚かせる展開、めちゃくちゃ好きです。カチャって鍵のフックを弾く音だけでドアが閉まったと思わせる小賢しさに「やられた!」って思いました。でも最後はちゃんと全部正解したら奢るって言う甘やかし加減もあって、2人の距離感と掛け合いのテンポが良かったです。続きも気になります!