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#闇バイト
るしゅ
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油味噌
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翠
36
「第三児は」
「君たちのすぐ近くにいる」
Rから届いたメッセージ
俺は。
何度も読み返した
「……近く?」
美咲が。
俺のスマホを見る
「どういう意味だろう」
「分からない」
俺は。
周囲を見る
ネットカフェの個室
俺と。
美咲しかいない
「でも」
美咲が言う
「ここにいるってこと?」
「たぶん」
俺は。
画面を見る
第三児
俺と。
蓮。
そして。
もう一人
俺たちと同じ日に。
同じ時間に。
生まれた人間
「……三つ子?」
俺は呟く
「でも」
「父さんは」
「俺と蓮しかいないって」
「言ってた」
美咲が。
黙る
「じゃあ」
「第三児は」
「誰なんだろう」
俺は。
考える
その時。
ふと。
一つの可能性が浮かんだ
「……まさか」
「何?」
「美咲」
「え?」
「お前」
「2009年生まれだよな?」
美咲が。
頷く
「うん」
「誕生日は?」
美咲の顔が。
少し変わった
「……11月14日」
俺は。
息を止めた
「え?」
「11月14日」
「2009年」
「私も」
俺は。
何も言えなかった
「……」
「悠真?」
俺は。
美咲を見る
「第三児」
「まさか」
「お前?」
美咲の顔が。
青ざめる
「そんなわけない」
「でも」
「誕生日が同じ」
「それだけだよ」
美咲が。
首を振る
「私は」
「普通に」
「母から生まれた」
「じゃあ」
「どうして」
俺は。
USBを見る
「出生記録に」
「三人目がいた?」
「……」
美咲は。
答えない
「お母さん」
俺は。
呟く
「お前の母親」
「俺と同じ日に」
「病院にいた」
美咲が。
顔を上げる
「……」
「もしかして」
「美咲は」
「俺たち三人目?」
「違う!」
美咲が。
強く否定した
「私は」
「そんなの」
「絶対に違う」
その瞬間。
俺のスマホが震えた
Rから
**『美咲は第三児じゃない』**
俺は。
息を吐く
でも。
その下
**『ただし』**
俺は。
画面を見る
**『彼女の母親は』**
その先。
しばらく。
メッセージが来なかった
「……何だよ」
俺は。
画面を見つめる
そして。
新しいメッセージ
**『第三児を知っている』**
美咲の顔が。
また変わる
「母が?」
「うん」
「でも」
「どうして?」
Rから。
またメッセージ
**『彼女の母親は』**
**『三人目を守るために』**
**『君たちの前から消した』**
俺は。
混乱する
「守る?」
「どういうこと?」
Rから。
返信は来ない
俺は。
何度も送る
でも。
既読すらつかない
「……逃げた」
俺は。
スマホを置く
「いつも」
「肝心なところで」
「消える」
美咲が。
言う
「でも」
「第三児を守るために」
「母が消したって」
「どういう意味?」
俺は。
考える
その時。
美咲が。
突然立ち上がった
「帰る」
「え?」
「母に聞く」
「今?」
「今」
美咲の顔には。
迷いがなかった
「私」
「もう」
「何も知らないまま」
「いたくない」
俺も。
立ち上がる
「俺も行く」
「悠真」
「一人で行かせない」
俺たちは。
ネットカフェを出た
美咲の家へ向かう
でも。
家の前に着いた時
「……」
玄関のドアが。
少し開いていた
「お母さん?」
美咲が。
立ち止まる
俺は。
嫌な予感がした
「美咲」
「入らない方がいい」
「でも」
美咲が。
玄関を見る
「母がいるかもしれない」
俺たちは。
ゆっくり中へ入る
「お母さん?」
返事はない
部屋の中は。
荒らされていた
「……何これ」
机の引き出し
棚
全部。
開けられている
「誰かが」
「何かを探した?」
俺は。
部屋を見る
その時。
床に。
一枚の写真が落ちていた
美咲が。
拾う
「……」
「どうした?」
美咲は。
写真を裏返す
そこには。
日付
**2009年11月14日**
俺は。
息を止めた
「また」
その写真には。
病院の前に立つ。
若い美咲の母親
そして。
その隣に。
俺の父さん
「……」
俺は。
言葉が出なかった
「何で」
「母と」
「悠真のお父さんが」
一緒にいるの?
その時。
写真の端に。
何かが写っていることに気づいた
小さなベビーカー
中には。
赤ん坊
一人
「……誰?」
俺は。
写真を拡大する
その赤ん坊の顔は。
見えない
でも。
服に。
小さな文字が書かれている
**R**
俺は。
息を止めた
「……」
美咲も。
それを見ている
「Rって」
「赤ちゃんの頃から」
「存在してたの?」
俺は。
首を横に振る
「違う」
「Rは役割だ」
「じゃあ」
「この赤ちゃんは?」
その瞬間。
後ろから。
声が聞こえた
「……その写真」
俺たちは。
振り返る
玄関に。
一人の男が立っていた
「誰?」
美咲が。
聞く
男は。
答えない
俺を見る
「神谷悠真」
俺の名前を。
知っている
「お前は」
「まだ何も知らない」
「誰だよ」
俺は。
一歩前に出る
男は。
少し笑った
「俺は」
「お前の兄を」
「知っている」
俺の心臓が。
大きく鳴る
「蓮を?」
男は。
頷いた
「そうだ」
「蓮は」
「今どこにいる?」
男の表情が。
変わる
「……お前は」
「蓮を探しているのか?」
「当たり前だろ」
「なら」
男は。
俺に近づく
「聞くな」
「え?」
「蓮は」
「お前が探しているような人間じゃない」
俺は。
意味が分からない
「どういうことだよ」
男は。
ポケットから。
一枚の写真を出した
「これを見ろ」
俺は。
受け取る
写真には。
2018年
204号室
そして。
一人の少年
俺は。
息を止めた
「……蓮」
間違いない
俺が知らない。
幼い頃の蓮
でも。
その隣に。
もう一人。
誰かがいる
顔は。
見えない
男が言う
「蓮は」
「一人じゃなかった」
俺は。
写真を見る
「じゃあ」
「この人は誰なんだよ」
男は。
答えた
「第三児」
俺の手から。
写真が落ちた
「……何?」
「お前と蓮の」
「もう一人の兄弟」
俺は。
息を止める
「じゃあ」
「そいつは」
「今どこにいる?」
男は。
俺を見る
そして。
静かに言った
「お前の目の前にいる」
俺は。
男を見る
「……俺?」
男は。
首を横に振る
「違う」
男の視線が。
俺の隣へ向く
俺は。
ゆっくり振り返る
そこには。
美咲がいた
「……美咲?」
美咲の顔が。
真っ青になる
男が。
一言だけ言った
「お前の隣にいる女」
「その母親が」
「第三児を知っている」
俺は。
美咲を見る
「じゃあ」
「第三児は」
その時。
美咲のスマホが鳴った
画面に。
母親からのメッセージ
たった一言
**『204号室へ来なさい』**
俺は。
その文字を見た瞬間。
背筋が凍った
そして。
その下に。
もう一行
**『第三児の名前を教える』**
俺は。
美咲を見る
美咲も。
俺を見ている
俺たちは。
ついに。
第三児の名前に。
近づいた
(第五十四話へ続く)
コメント
1件
うわあああ第53話読み終えたよ…!!😭💦 もう毎回毎回「次どうなるの!?」ってなりすぎて心臓もたないんだけど!!笑 美咲ちゃんがまさかの第三児疑惑…からの「母が第三児を知ってる」「三人目を守るために消した」ってRのメッセージ、重すぎる…!!しかも美咲ママと悠真パパが一緒に写ってる写真に「R」って書かれたベビーカー!?え、何その伏線…!!そして最後に突然現れた男が「第三児はお前の目の前にいる」って…てっきり美咲ちゃんかと思ったら違うの!?もう頭パンクしそうだけど続きが気になって仕方ない!!💥 美咲ママからの「204号室へ来なさい」…何があの部屋にあるんだろう。悠真と美咲、無事でいてほしい…!!次回も楽しみにしてるよるしゅさん!!📖✨