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stpr 水赤 様
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日本語おかしい
赤視点
初デートを終えて、部屋に戻ると、俺たちはまだ手をつないでいた。
あいつは少し疲れたようにソファに腰掛け、でも目は真っ直ぐ俺を見ている。
「……なあ、今日のデート、楽しかったか?」
「うん……すごく」
でも、心臓がまだどきどきして落ち着かない。
あいつが腕を伸ばして、俺を引き寄せる。
「……離さない」
息が近い。
手が自然に頬を触れる。
熱を帯びた空気が二人を包む。
「……触れすぎだよ、れる」
「ええやん、れるのもんやねんから」
その言葉に、胸がぎゅっとなる。
唇が触れるか触れないかの距離で、じっと見つめ合う。
言葉はいらない。
あいつの手が俺の指を絡める。
耳元で低く囁く声。
「……離さん」
俺は小さく笑って、でも心の奥が熱くなる。
そのまま、二人で重なり合うようにソファに座って、ただ触れ合う。
唇は触れないけど、空気の熱で心が燃えるみたいだった。
「……もう、我慢できへんかもな」
あいつの息づかいが耳に届く。
俺も息が荒くなる。
だけど、今はまだ前戯未満の甘いやり取り。
お互いを確かめるだけで、心臓が爆発しそうだ。
その頃、ゆう・くに・こったろの三人は、楽屋で静かな熱を分かち合っていた。
ソファに座るくにの膝に、遠慮がちに腰を下ろすゆう。
くにはその頬にそっと手を添え、逃がさないようにゆっくり距離を縮める。
「そんな顔してたら、離したくなくなる」
低く笑うくにに、ゆうは視線を逸らしきれない。
背後からはこったろが包み込むように腕を回す。
耳元に落ちる声はやさしく、どこか甘い。
「力を抜いていいよ。ちゃんと支えるから」
その一言に、ゆうの肩の力が少し抜ける。
最初は戸惑いでこわばっていた身体も、二人のぬくもりに挟まれて、次第に委ねていく。
指先が触れるたび、くすぐったそうに小さく笑いがこぼれる。
「……なんか、ずるい」
ぽつりとこぼしたゆうの言葉に、
「そう?でも嫌じゃないだろ」
と、すぐ近くでくにが囁き、
「独り占めじゃない。三人で分け合ってるだけだよ」
後ろからこったろが穏やかに重ねる。
くには額に触れる寸前で止まり、焦らすように視線を絡める。
その一方でこったろは背をゆっくり撫で、呼吸を合わせるように寄り添う。
やがて、三人の空気がひとつに溶けていく。
触れ方はどこまでもやさしくて、急かすことはない。
ただ、近くにいることを確かめ合うように、ぬくもりを重ねていく。
「本当に可愛いな」
くにがくすっと笑えば、
「顔、真っ赤だよ」
こったろが後ろから楽しそうに続ける。
からかわれて、ゆうは照れながらも小さく笑う。
そのまま三人で寄り添い、静かな余韻の中に身を沈めていく。
誰かの鼓動と、誰かの体温が、心地よく重なっていた。
初デート後の夜、俺はあいつの腕の中で甘くじれったい時間を過ごす。
唇はまだ触れない。
でもお互いの温もりと息遣いだけで、心臓が爆発しそうなくらい満たされる。
ゆうくんたちはその横で、大人の甘い世界を楽しみ、三人の愛を深めている。
俺たちも、ゆうくんたちの存在に少し安心しつつ、あいつの独占欲に胸を高鳴らせる。
「……もっと、俺を見て」
心の中でつぶやく。
あいつは、ちゃんと見てくれている。
強引で甘くて、優しくて、ずるくて――
二組の甘い夜は、まだまだ続く。
この作品の総♡2000以上で続き出します。
高すぎる目標でごめんなさい(_ _;)
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