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Winterrさんのお話は、もうテーマから面白いです! これからどうなるのか、すごく気になります!! 書くの大変だと思いますが、頑張って下さい!!
出来れば感想聞かせてください。参考にします!
この世界には人間で溢れている。
だが、世の中には人間以外にも多くの存在が蠢いている。
動物はもちろん。植物だって生き物だ。そして植物より、動物より、人間よりも少数の存在がいる。
それは、人間の中でも知っている者は多数いる。だか、存在が正確に確認されておらず架空の生き物と言われる者たち。
『人外』
それらを存在する者として認識する人間は少ない。だからこそ、発見、目撃されてしまうと危険である。人外が人間に攻撃する可能性もあるが、何よりも、人間による人外の拘束、研究、されるとそれらを悪用してくる者が出てきてしまう。
それを阻止する為に作られた国家秘密組織。
ーー『非認識生物保護組織ーUOPO』ーー
特別な訓練と最低限の知識を身につけた人間と安全性を保証または、接触によるセラピーが必要な場合にのみ人外の組織への加入を許可している。
現在、13人の人間と4人の人外によって構成されている。
「あっ、シーヤ。お前今日からヒーラーな。」
まとめていた資料が舞い落ちていった。
「え、、、ランカ先輩、俺まだ入って二ヶ月なんですけど、、え?ヒーラーって誰の?」
色々あってこの組織に入ったが、人と関係を作るのは苦手なんだよなあ。
「誰ってwお前なー、最近保護出来た子はあの子しかいないだろ?じゃ、ヨロ〜。」
まじこの人嫌い。この人は俺の二年も先輩だけど、テンション高いし、責任感無いしなのにこの人が俺のお世話役なんて、運無いな。
しかもヒーラーって。
ヒーラーは精神的、身体的に癒し、治療が必要な人外を必要なくなるまで寄り添い、最低限の生活を支えなくてはいけない。
誰かと関係を築く事が苦手な俺にヒーラーさせるとか有り得ない。退職してぇ。
しかもあの子かよ。勘弁してほしい。
先輩が言う『あの子』は、先週保護した吸血鬼の少年。詳しくは知らないけど、何か大変な仕事だったのに一人しか保護出来なかったって言ってたな、、、。
一時的に保護された人外は地下のシェルターにいて、カウンセリングと安全性を確認されて、今後どうするかを検討される。
まぁ組織に加入するってんならあんまり心配は要らないかな。
「触んな、来んな、見んな、人間が。殺すぞ。」
、、、、、、心配しかないな。
「えーーっと。初めまして。ヒューイ、、君?えっと、俺はシーヤっていうんだけど、「人間が喋りかけんなよ。」
もうやだ。心折れる。
こうやって俺達は出会った。
最悪な関係で。