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「……大先生と決闘したい」
何気ない会話でシャオロンが鬱と2人だけで喋っているときに零した言葉だった
『…えー?ぼくとぉ?戦えへんし無理やで?それに僕なんかと戦っても1分も経たずに即負けるって…』
『あと、普通にめんどい』
なんて大先生はコーヒーを飲みながら何時もの感じで対応する
「大先生以外は戦ったことあんねん、やから大先生で幹部全員コンプすんねん、やからさ戦ってくれへん?」
『……嫌やね、…というか、シャオちゃんぼくと戦った事結構あるやろ、』
「それは幹部になる前の…やろ?」
『……それはそうだけどさぁ、……んもう取り敢えずめんどいからやらない以上』
『んじゃ、僕はロボロと監視変わってくるから』
と大先生はコーヒーが入っていたマグカップを片手に会議室から出ようとする。
「……ふーん、シャルル様はまた逃げるんやなw」
『……、』
大先生が持っていたマグカップが落ちる
『……何が言いたいんや?』
バリンなんて大きな音を立ててマグカップは割れてしまう。
シャオロンの方へと目を傾ける大先生は…大先生じゃ無いみたいに殺気だっていた
先程までのヘラヘラとした笑顔は何処に言ったんだか……
「…、やから、お前が昔俺にしたみたいに”また”おれを置いて言ってまうんやなって」
『…………………………お前、』
「なぁ、シャルル・ウツー?w」
『……チッ、』
大先生はシャオロンに向かって、ナイフを向ける
「お、?wやるんかぁ?」
「此処やとトントンに怒られるでんな……外出よや?」
『……知らへんわ、ンなもん』
「……こら、予想以上やなぁw」
大先生はシャオロンの方へナイフを投げ、シャオロンの胸ぐらを掴む
『お前、これ以上俺にんな話すんなよ?』
「そらどうだか?w」
『……チッ……死ねよ……ほんま、』
「あの温厚で優しいと言われとったシャルル様がなぁ?ww」
「いや、俺の立場から言えば、シャルル家呼びがええんかな?」
『テメェッ!!』
シャオロンはダンッと窓の方へと投げつけられる。それと同じ瞬間にシャオロンは窓が割れ外とへと落ちていく。
シャオロンがスタッと着地した瞬間、大先生が上から落ちつつ、剣をシャオロンの頭へときろうとしてくるそれを防ぐためにシャオロンは後ろで抱えていたシャベルで防ぐ
「グッ……こんのッ!!!」
シャオロンはシャベルで受け止めながらシャベルに大きな力を加えて大先生事剣を弾き飛ばす
大先生は普段運動なんてしておらず、訓練もろくにやっていない為呆気なくゴロゴロと壁に当たる
壁に頭をぶつける大先生
「俺の勝ちか〜?w」
なんて思っていると、大先生は頭から血をダラダラと流しながらこちらに向かってダッという効果音が着きそうなほど勢いを付けて走ってくる
「おいおい、……まじかよ」
殺気が増す、……
「これで人殺せるんやないの……割とマジで……、」
その時、軍内放送が掛かる
<幹部1人が暴走、幹部と総統は至急訓練場Bへ>
「…暴走扱いやん、コイツ…」
大先生がシャオロンに重い一撃をドンッと当てる、
「い”ッぅッ」
骨2本ぐらい手折れたんちゃう?
……やばいな、
つーか、剣持つ部分で攻撃すんなよ、……
彼奴らが来るまで耐えきれっかなぁ…、
俺、自分から挑んで負けそうになるって、……ださいな、……w
一方その頃、他メンバー、
kn「今回暴走したん誰なん?ゾムちゃうねんやろ?」
ht「シャオロンなんじゃない?居ないし」
zm「シャオロン強いからなぁ……!戦える!」
em「……じゃあ、今シャオロンさん止めてるのって、大先生?」
ci「……それ真面目にやばいんちゃう?」
kn「急ぐか」
幹部総出で走りながら、訓練所Bに向かうとシャオロンと大先生が血だらけになりながら戦っていた
ci「あれどっちが暴走しとる?」
rbr「今連絡入った…今回暴走したんは大先生や、」
「「「……え?」」」
kn「誰が暴走とかどうでもええわ、はよ助け行かんとシャオロンアレ死ぬぞ」
『……、トイフェル。これから先それ言うなよ?』
「……それはどうかな?w」
シャオロンの胸倉を鬱が掴む、
『チッ……、』
シャオロンに拳銃が向けられる。
『俺の我儘の為に、死ね』
鬱の静かな瞳に、色は映らなかった
「……嫌やなw」
シャオロンが胸倉の手を蹴り上げ、その衝撃で鬱は拳銃を落とす
拳銃が駄目ならと鬱が剣を振り下ろそうとした時
バンッとシャオロンと鬱の間を矢が飛んでくる
鬱が周りを見渡すと、我々幹部が止めにきているようだった
そりゃあそうか、こんなに暴れ散らかしているのだから、……
だけど、鬱の中にある怒りは消えない、
あの時、俺は逃げたんじゃなくて……、あぁ、でも逃げたとも言えるか
俺は昔から、…僕は昔から弱かったから、あの時、僕は逃げた。
逃げたくて逃げた訳じゃない……ぼくは、
こんな気持ちにさせたのも、全部全部
『……お前のせいや』
今までに無いほどの低い声が出た
もう一度、剣を振りあげようとした時コネシマが鬱が持っていた剣を弾く、
gr「鬱、1回止まれ」
その時、雰囲気が変わる、低くて、周りに影響を大きく与える存在の声、
『……、』
鬱はゆっくりと、片手にもっていたナイフを落とす
『……、』
棒立ちから、目から流れる物を両手で必死に拭いながら、
『……お前らに、何が分かんだよ……、』
『此処のルールには、人の過去を問わずっていうルールがあるんちゃうかよ、……』
『…………、…』
鬱が無言になる。きっと、何が正しくて何が駄目なのか…分からないんだろう。
gr「…鬱」
低くて、心地の良い声先程とは違う優しい暖かい声でグルッペンは鬱に語りかける
『…そーやね、…僕が悪かった。ごめんね。…』
ちょっと1人にしてくれと声をかけて僕は屋上へと足を運んだ。
没。