筋張った腕が、細く括れた腰を引き寄せ、柔らかな頬に手を添えながら純へ向かせて唇を塞ぐ。
「んんんっ……ふあぁっ……」
重なり合った唇と二人を繋ぐ部分から、淫猥な水音が立ち込め、純の剛刀を締め上げ続ける恵菜の粘膜が、絶頂へと誘う。
「はぁっ……あんっ…………んあぁっ……あうっ……」
純から腰を激しく突き上げられ、喘ぎ続ける恵菜。
「恵菜…………」
華奢な身体を繋がっている部分へ押さえ付け、なおも腰を突き貫く純。
快楽に溺れ、泣き崩れそうな面差しで、瞳を情欲の色に染め上げた恵菜を射抜いた。
広い背中に迸る快感の大波と、膣内で膨張し続ける、彼の肉塊。
「純さ…………あうっ……じゅっ…………純さん…………純……さぁっ──」
白皙の肢体が弧を描きながら伸び上がり、首筋を晒して天を仰いだ瞬間、弛緩して純の身体にもたれ掛かった。
「恵菜…………ぐっ……ああぁっ…………えっ……恵菜っ──」
彼女の名を呼ぶと同時に、燻っていたオスの欲望が解き放たれ、純の屹立から避妊具越しに、熱が注がれる。
ドクドクと放たれ続ける白濁に、恵菜は彼の熱を感じているのか、恍惚とした表情を浮かべながら、純と視線を交じ合わせている。
純は肉槍が埋め込まれたまま、恵菜を掻き抱き、ゆっくりと横になると、濡れた唇を奪い続けた。
***
深くも激しいキスに、純は、エキゾチックな顔立ちに浮かぶ、可憐な花弁を食い漁っている。
彼の唇が、二人の混ざり合った唾液でベトついているが、構わずに恵菜の唇を塞いだ。
純と恵菜は、激しい情交を名残惜しむように、身体を交えて唇を重ねたままでいる。
ひとしきり互いの唇とセックスの余韻を堪能した後、やっと二人は身体を離し、純は白濁の入った避妊具の後処理をした。
「恵菜……」
彼が熱を帯びたままの華奢な身体を抱き寄せ、額に唇を落とす。
「純…………さ……ん。私…………純さんに抱かれて…………すごく嬉しくて……幸せ……」
「…………恵菜を誰にも渡さない。恵菜を…………もう絶対に離さない……」
純は真剣な表情を覗かせ、恵菜を壊れそうなほど、強く抱きしめた。







