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寝室でまぐわった後、二人は、バスルームでも激しく愛し合った。
身体を洗い合い、シャワーが放たれている中で抱き合いながら、泡を脱ぎ捨てる。
気の遠くなるような長い口付けを交わし、互いに求める愛欲が止まらない。
純は、恵菜の身体を壁に縫い付けると、片脚を掬い上げ、露わになった陰裂に顔を埋め込むと、プックリと膨らんだ艶玉を唇と舌先で丹念に可愛がる。
恵菜も肉槍を口淫すると、辿々しくも愛撫している姿に、純は彼女の頭を撫でながら、愛おしさに震えていくのを感じていた。
「ダメだ…………恵菜の全てが欲しくてたまらない……」
純は、しゃがんでいた恵菜の肢体を引き上げると、バスルームに持ち込んでいたコンドームを装着し、彼女を鏡の前に立たせて、背後から一気に突き上げた。
「ああぁぁっ…………じゅっ……純さっ……」
鏡越しに、卑猥に表情を崩す恵菜を、純が腰を激しく貫きながら、眼差しを刺し続ける。
彼が与えている快楽の海に溺れる彼女が、ただひたすらに愛おしい。
美麗な乳房を揺らし、肉の波が純の肉杭を締め上げ続け、滑らかな首筋に唇を這わせる純。
二人で絶頂へと駆け上がり、達した後も、繋がったままキスを交わし続けた。
シャワールームで恵菜を抱いても、まだ抱き足らない純は、寝室に戻っても彼女を抱いた。
恵菜が、やっと純だけの女になった事で、愛おしさと獣欲が抑えられず、二人はベッドで身体を交える。
純の吐息混じりに弾む呼吸と、恵菜の快楽に溺れた喘ぎ声だけが寝室に響き、それは、言葉にならない秘密のおしゃべりのようだった。
ドロドロと蕩けた恵菜の表情を、まっすぐに眼差しを送る純。
「恵菜……」
快感に震えた声音で彼女を呼ぶと、恵菜は瞳を潤ませ、純を見上げた。
約三十五年生きてきて、初めての言葉を恵菜に向け、甘やかに零す。
「…………愛してる」
大きく見開かれた涼しげな瞳は、純だけを映している。
「私も…………純さんを……愛してます……」
「恵菜っ!」
初めて恋人から愛の言葉を囁かれた純は、華奢な身体を引き寄せ、懐抱(かいほう)する。
こんなに狂おしいほど愛おしい存在は、恵菜が最初で最後。
様々な女と遊び、関係を持ってきた純だが、全ては恵菜に出会うためだったのかもしれない。
この日、純は恵菜を夜明けまで抱き倒し、淫らに愛し尽くした。