テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
681
昨日あれだけ激しく、何度も求め合ったのだ。
心配になって声をかけると、リリアーヌは少しだけ頬を染めて、こくんと頷いた。
「……大丈夫。……すごく……気持ちよかった、から」
その、あまりに素直で破壊力抜群の言葉が、俺の心臓を直撃する。
(ああ、もう……リリアーヌ尊ッッ……!!浄化される……!)
湧き上がる愛しさを抑えきれずに、俺は彼女の額に軽くキスを落とした。
「そっか、それなら良かった。……本当に、朝から可愛いな」
「! …いちいち言わなくていいからっ!」
リリアーヌは真っ赤になってぷいっとそっぽを向いたが
その耳たぶまで真っ赤に熟していることに気づき、俺は思わずくすりと笑ってしまう。
昨夜の大胆な誘いとは裏腹な、このいつもの初心な反応が、またたまらなく可愛いのだ。
「……あははっ」
「なっ! なんで笑うのよ!」
「いや、可愛くて。さっきまでの寝顔も天使みたいだったし、今の照れ顔も最高に可愛いなと思って」
「もうっ! だからそういうのやめてって言ってるでしょ! 私を赤ちゃん扱いしないで!」
「赤ちゃんじゃなくて、今日も今日とて宇宙一尊い、俺の最推し兼、最愛の妻だからな」
「……ッ! もういい! 先に起きるんだから!」
リリアーヌは少し乱暴にシーツを跳ね除け、ベッドから降りようとする。
しかし、立ち上がった途端。
「あ……っ」
小さな悲鳴を上げて、その場で膝から崩れるようによろめいた。
慌てて俺は腕を伸ばし、彼女の腰を横からガッシリと支える。
俺よりずっと小柄で華奢なその身体は、驚くほど軽く感じた。
「……やっぱり、どこか痛むか? 腰か?」
「へ……平気よ! ちょ、ちょっと、バランスを崩しただけだから……っ!」
強がるが、昨夜の激闘のせいで腰や足に力が入らないのだろう。
無理させすぎてしまったかもしれない、と後悔の念に駆られる。
俺は彼女をひょいっとお姫様抱っこで抱き上げ、再び柔らかいベッドへと運んだ。
「ほら、無理しないで。もう少し一緒に寝ないか?」
「……っ、し、仕方ないわね。貴方がそこまで一緒に寝て欲しいって懇願するなら、特別に寝てあげるから……ほら、腕枕しなさい!」
「いいよ、ほら」
ベッドの端に座り、ポンポンとマットレスを叩く。
リリアーヌは恥ずかしそうに、しかし期待に満ちた目で俺を見上げ、ゆっくりと俺の隣に腰を下ろした。