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昨日あれだけ激しく、何度も求め合ったのだ。
心配になって声をかけると、リリアーヌは少しだけ頬を染めて、こくんと頷いた。
「……大丈夫。……すごく……気持ちよかった、から」
その、あまりに素直で破壊力抜群の言葉が、俺の心臓を直撃する。
(ああ、もう……リリアーヌ尊ッッ……!!浄化される……!)
湧き上がる愛しさを抑えきれずに、俺は彼女の額に軽くキスを落とした。
「そっか、それなら良かった。……本当に、朝から可愛いな」
「! …いちいち言わなくていいからっ!」
リリアーヌは真っ赤になってぷいっとそっぽを向いたが
その耳たぶまで真っ赤に熟していることに気づき、俺は思わずくすりと笑ってしまう。
昨夜の大胆な誘いとは裏腹な、このいつもの初心な反応が、またたまらなく可愛いのだ。
「……あははっ」
「なっ! なんで笑うのよ!」
「いや、可愛くて。さっきまでの寝顔も天使みたいだったし、今の照れ顔も最高に可愛いなと思って」
「もうっ! だからそういうのやめてって言ってるでしょ! 私を赤ちゃん扱いしないで!」
「赤ちゃんじゃなくて、今日も今日とて宇宙一尊い、俺の最推し兼、最愛の妻だからな」
「……ッ! もういい! 先に起きるんだから!」
リリアーヌは少し乱暴にシーツを跳ね除け、ベッドから降りようとする。
しかし、立ち上がった途端。
「あ……っ」
小さな悲鳴を上げて、その場で膝から崩れるようによろめいた。
慌てて俺は腕を伸ばし、彼女の腰を横からガッシリと支える。
俺よりずっと小柄で華奢なその身体は、驚くほど軽く感じた。
「……やっぱり、どこか痛むか? 腰か?」
「へ……平気よ! ちょ、ちょっと、バランスを崩しただけだから……っ!」
強がるが、昨夜の激闘のせいで腰や足に力が入らないのだろう。
無理させすぎてしまったかもしれない、と後悔の念に駆られる。
俺は彼女をひょいっとお姫様抱っこで抱き上げ、再び柔らかいベッドへと運んだ。
「ほら、無理しないで。もう少し一緒に寝ないか?」
「……っ、し、仕方ないわね。貴方がそこまで一緒に寝て欲しいって懇願するなら、特別に寝てあげるから……ほら、腕枕しなさい!」
「いいよ、ほら」
ベッドの端に座り、ポンポンとマットレスを叩く。
リリアーヌは恥ずかしそうに、しかし期待に満ちた目で俺を見上げ、ゆっくりと俺の隣に腰を下ろした。