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全て完璧でないと ── 『第一章 ~完~』

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全て完璧でないと ── 『第一章 ~完~』

第4話 - 第4話

1,253

2022年01月23日

#stxxx

#nmmn

#桃青

#青嫌われ

#兄弟パロ

#BL

𝕜𝕒𝕟𝕒㌨@さくらもち

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𝕜𝕒𝕟𝕒㌨@さくらもち

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青『』

桃「」

赤【】

紫〈〉

黄［］

橙｛｝

皆＜＞

『…….ｯ』

どうも、皆さん青くんです！ただいま、大ピンチすぎる…(´；ω；｀)桃くんに”大っ嫌い”と言っちゃって…家から出ちゃいました…ｯ

『…ｯ最悪…』

〈…青？〉

『ぁえ…ｯﾎﾟﾛｯ』

〈…なんで家にいないの？〉

『…ｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

〈いちいち泣かないで、気持ち悪い〉

『ごめんなさ…ｯｯ』

〈謝んないで？〉

『…ｯはいｯ』

〈…家帰るよ〉

『…はいｯ』

ﾄｺﾄｺｯｯ

〈ただいま~〉

｛ぉ！紫ーくんおかえ…ｯ｝

｛紫ーくん…ｯ？なんで、青と一緒に？｝

〈公園に…いたから〉

｛…勝手に出てんじゃねぇよ｝

『…ごめんなさい』

〈…青。行くよ〉

『…はいｯｯ』

【ぁ！紫ーくんおかえり~！】

〈ただいまﾆｺｯ〉

「青…ｯ」

『…ぁｯ僕…ご飯作ってきます…ｯ』

…うぅｯ気まずいよぉぉ(´；ω；｀)どうすればいいんだよぉｯ泣

『と…とりあえず作るか…ｯ』

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

ｻﾞｸｯｻﾞｸｯ

『…出来たｯ今日はハンバーグだから…美味しいかな…』

〈…できた？〉

『…！はいｯ』

〈持ってきてね〉

『はい』

やっぱり紫ーくん怖ｯ。初めの頃と大違いだわ…

『…食欲無いな…ｯ僕は…明日食べよっと』

【…ぉ！今日ハンバーグじゃん！】

｛桃兄の好きなやつやで！｝

「…….美味しそうだな」

【そう？】

｛ちゃんとしたレストランのハンバーグの方が美味しそうやけどな？｝

［うわ…ｯなんですか、これ］

【ハンバーグだよ？】

［全然ハンバーグに見えません…ｯ］

【そう？”形だけ”はハンバーグっ”ぽい”けどね】

『…その言葉ｯ1番傷つく…ｯﾎﾞｿｯ』

｛なんか言った？｝

『いえ…ｯなにも！』

『早く…ご飯食べましょう…ｯ』

｛せやな、お腹すいとるし｝

［まぁ、今日だけなら］

＜いただきます！＞

｛ﾊﾟｸｯ…｝

【どう？】

｛…まぁいけるな｝

【ふーん？ﾊﾟｸｯ…】

【ん…ｯちょいまず】

［ﾊﾟｸｯ…］

【黄ちゃんどう？】

［普通です］

【だよね】

「ﾊﾟｸｯ…」

｛桃兄どうや？｝

［美味しいですか？まぁ、そんなことないと思いますけど］

〈桃くんどう？〉

「…普通に美味い」

【えぇ？そう？】

［…ｯﾎﾟﾛｯ］

【ぇ？】

［最近…桃兄変です…ｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ］

【黄ちゃん…ｯ】

［まるで…ｯあいつに操られてるかのように…あいつの味方する…ｯ］

「…は？」

＜ﾋﾞｸｯ＞

「…どうゆうこと？」

「俺が青の味方？」

「ふざけんな、俺は青が嫌い」

「でも、青の作った料理は美味しい」

「それだけだろ、否定する理由はない」

【桃ちゃ…ｯ黄ちゃんが…ｯ】

「…ﾁｯ」

「俺、もういらない。青片付けとけ」

『ぁ…ｯはいｯ』

ｺﾞｼｺﾞｼｯ（目元を拭く）

「…….！」

ｶﾞｼｯ

『ぇ…ｯ？』

「お前泣いてた？」

『…….！桃くんには…ｯ関係ないから！』

ﾀｯﾀｯﾀｯ

「ぁ…ｯ」

〈…ねぇ、桃くん〉

「なに？」

〈青が桃くんのこと『桃くん』って呼んでたんだけど〉

〈どうゆうこと？〉

「…俺が許した」

〈どうして？〉

「…嬉しかった」

〈え？〉

「…親がいなくなる前に、俺は…恋愛的に青のことが好きだった」

次回

桃の過去