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まだ少し続くの続き
天使たちとの抗争があった日の翌日


桃時「今日こそ自由行動エンジョイするわよ!!」

雨花「今日は朝の八時から夕方の六時まで自由行動だもんね!」

兎白「日本時間で言うと、夜の十二時から朝の十時までだな」

紅蓮「今日こそロサンゼルスの写真沢山撮るぞ〜!」


雨花たちは早速準備をして、ロサンゼルス観光を行った。


雨花「確か桃時ちゃんたちエコパークに行くんだっけ?」

兎白「湖のあるところだったか?」

桃時「そうよ!そこのペダルボートに乗って湖を探索するの!」

紅蓮「リア充だなぁ……それに比べて……俺は……」


紅蓮先生は地面に指でネジネジしていた。


雨花「わたしも写真撮影手伝いますから一緒にしましょ?」

紅蓮先生「雨花さん……!あんがとよぉ!!」


紅蓮先生は雨花の手を握りながら、号泣する。


桃時「じゃあここで一旦解散ね」

兎白「じゃあ後で、雨花。紅蓮先生。」

雨花「はぁーい!楽しんで来てね!」

紅蓮「はめ外すなよ〜」

桃時「あんたに言われたくないわよ……」

雨花「じゃあ五時になったらここで待ち合わせね!」


こうして、桃時と兎白、雨花と紅蓮先生で二手に分かれて、ロサンゼルス観光をすることになった。


桃時「じゃあ早速だけど、エコパークに向かいましょう」

兎白「そうだな。でも俺は湖に行ったことないからどんな感じなんだろうか……」

桃時「都会的にカフェとかお店とかもあるけど、自然も豊かで気持ちいいって調べたものに書いてあったわ。ペダルボートの代金もそこまで高くないって書いてあったし、ご飯も美味しいらしいわよ」

兎白「そんなに調べてくれたのか……!ありがとう。桃時」

桃時「べ、別に?アタシが楽しみたくて調べただけだし?」

兎白「ははっ、それでもこうやって一緒に行こうって言ってくれて嬉しい」

桃時「あんたって何でそう恥ずかしいことを簡単に言えるのよ……」

兎白「ありがとう」

桃時「褒めてないわよ!」


桃時たちはそのままエコパークに向かった。


桃時「どうする?お腹減ってる?」

兎白「小腹くらい……だな」

桃時「じゃあまずはカフェでゆっくりしましょ!テラス席あるし」

兎白「自然の良い匂いがするな」

桃時「ここ、コーヒーの種類豊富なのね!アタシはコーヒーとトースト」

兎白「俺は……カフェラテとサンドイッチにしよう」


しばらくすると、注文品が届いた。


桃時「トースト……サクッとしてて美味しいわね!」

兎白「カフェラテも美味しいな」

桃時「良かったらそれぞれのご飯シェアする?」

兎白「あぁ良いぞ」

桃時「うーんサンドイッチ美味しい!」

兎白「コーヒーも美味いな」

桃時「え?コーヒー……って!あんたそこ、あ、アタシが口付けたところじゃない!」

兎白「そうなのか?でも桃時のだし大丈夫だろうと想ったんだが……ダメだったか?」

桃時「べ、別に良いけど……////」

兎白「何でそんなに顔赤いんだ?」

桃時「う、うるさいわよ!」


こうして、二人はお喋りをしながらカフェにしばらく滞在した。


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桃時「じゃあそろそろ湖の方に行きましょ」

兎白「そうだな」


桃時たちは湖の方へ行くことにした。


兎白「桃時、足元気をつけろよ」

桃時「えぇよいしょっと……」


二人はペダルボートに乗って湖を探索した。


桃時「うわぁ!光に照らされて湖が反射してすごく綺麗」

兎白「そうだな。優しくて綺麗な光だ」


桃時は湖をじっとみつめている。すると、


桃時「!」

兎白「…………」


兎白が手を繋いできた。


桃時「////……うふふっ」


桃時も握り返した。


兎白「今度は二人でもっと探索したいな。バーとかもあるみたいだし」

桃時「そうね。今度は二人っきりで」


こうして、桃時と兎白はデートを楽しんだのであった。





雨花「あっ!桃時ちゃん!!兎白くん!!」

桃時「雨花!どうだった?紅蓮先生とのお出かけは」

雨花「何かね。「付き合わせてばかりじゃ申し訳ないから残りの時間で桃時さんと兎白さんと一緒にこれ使って写真撮ってきたらどうだ?」って言われた」

兎白「ずいぶんと小さいカメラだな」

桃時「これってチェキじゃない!」

雨花「チェキ……?何それ」

桃時「その場で現像できるインスタントカメラのことよ」

雨花「へぇ、そんなハイテクなものが日本にあるとは……」

兎白「俺も知らなかった」

桃時「まぁあんたたちは知らなくてもあんまり意外性はないわね」

雨花「じゃあ早速チェキで何か撮ろう!」


雨花たちは残り一時間で行けるところに行って、チェキで沢山写真を撮った、


桃時「あんたピース以外に何かポーズのバリエーションないの?」

雨花「ピースは平和の象徴だから……!」

桃時「何くだらないこと言ってんのよ。じゃあ人差し指と親指でこんな風にハートを作って」

雨花「これ、ハートなの?」

桃時「屁理屈はいいからサッサっとやる」

雨花「はぁーい」

桃時「じゃあ撮るわよ」


パシャ


雨花「おぉ!なんかそれっぽくなった」

桃時「そうでしょ?それにしてもあんたポーズのレパートリーもっと増やしなさい。写真撮ったりしないの?」

雨花「…………昔は楽しく撮ってたよ。」


雨花は、笑っているがとてもしんどそうな笑顔だった。


パンッ


雨花「ん?何してるの?」

桃時「メリハリを付けてやったの。あんた今自分のこと責めてたでしょ。だから今の手の叩きで自分を責めるのはおしまい。もうあんたは充分ってこと。分かった?」

雨花「…………あはっ。ありがとう」

桃時「(はぁ……これは長い時間がかかりそうね)」

兎白「雨花、桃時!そろそろ帰ろう」

雨花・桃時「うん!・えぇ!」


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紅葉「では、これから空港に向かいます。その前に生徒代表の方からお話したいことがあるそうです」


生徒たちは生徒代表をみる。


「まず、皆様本当にすみませんでした。私は自分の力が全てでそれ以外は間違いだと勝手に決めつけていました。でも、違うのだと気づけました。自分の力によって、自分の力を押し付けることによって、苦しむ人間もいるということを忘れず、そしていつか人間の方々と共存できる世界を作っていきたいと想います。本当にありがとうございました」


大天使は頭を下げる。


雨花「もういいよ。」


「え?」


雨花「言ったでしょ。何かを願う限り、あなたたちは救われる対象だから。そして、救い合える対象だから。」

兎白「そうだ。自分を責めると本来ならみ落とさなかった部分まで、み落とす可能性がある。心には余裕が必要なんだ」

桃時「もう自分を責めるのはやめて、自分の心を大切にしな!」


「……ありがとうございます。」


大天使は少し頬を赤らめながら、下がった。


紅葉「では、皆さん帰りましょう」


「「トウヒガ学園へ」」


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桃時「……って感じだったわね」

雨花「いやぁ色々あって面白かった!」

兎白「俺も桃時や雨花、紅蓮先生と遊べて楽しかったな」

橙・兎白「…………」


「「この人たちしれっと日本救ってる?」」


雨花たちは懐かしそうに語っている。その様子をみて、「この人たちは何なんだ」という気持ちとこの人たちは本当に面白い人たちだと改めて感じた橙と瑠璃人であった。

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