テラーノベル
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途中のトンネルまでは狭くて歩道が無く、怖かった。
でもそこから先は、基本的に自転車が走れる歩道がある道か、車が少ない道。
坂もトンネル後は基本的に下り一方だ。
街中を横切るので、停まる場所が多いけれど。
のんびりペースで走って、八景島駅近くの駐輪場へ。
自転車を置いて、念の為、全員の自転車を鍵付きワイヤーできっちり結びつける。
「これで大丈夫なのだ」
確認してから、歩道の橋を渡って八景島へ。
「遊園地なんて久しぶりです」
「ここは入場無料、見るだけならただなのだ」
そう、本日は見て回るだけの予定だ。
何せアトラクション代は600円とか1,000円とかするので、ちょっと手が出ない。
でも公園だと思って見て回れば、なかなか気持ちがいい場所だ。
途中、ジェットコースターと巨大迷路にちょっとそそられた。
特に僕と未亜さんと亜里砂さんが、迷路の前で色々と葛藤した。
でも1回600円はやっぱり高いという事で、今回はパスだ。
水族館も今回はパス。
「お財布に余裕があれば、色々楽しむんだけれどね」
「小遣いで遊ぶには、ちょっと高いですね」
「まあ、見る分には只なのですよ」
という感じで回って、買い物もせずに園内を一周。
「公園だと思えば、充実しているのです」
「子供も多いけれど、大人も結構いるね」
「カップルも多かったのだ。羨ましいのだ」
結局、1円も使わず、橋を渡って自転車置き場へ戻る。
ここで、無理してお金を使わなかった理由は2つ。
この後、お昼にちょっといいものを食べようと、皆で決めた事。
アウトドアショップで、装備を少し買いたいな、と思っている事。
そんな訳だ。
再び自転車へ。
今度は、太い歩道をずっと一気に進む。
風が無くて平坦だから、自転車がすーっと進む。
道路の上を、新交通システムが走っているのを見たりしながら、30分。
また無料駐輪場に自転車を止めて、南部市場へ。
「たまにはプロの海鮮丼でも食べて研究するのですよ」
「取り敢えず、量を希望なのだ」
「どんなものがあるのかな」
「美味しいものがあるといいですね」
そんな感じで、市場の中へ。
あらかじめ事前研究済みだった、未亜さんの案内により、奥へ奥へと行く。
途中に色々な食品店が並んでいて、見るだけでも面白い。
市場と言っても鮮魚類ではなく、あるのは乾物や漬物、惣菜の店だけれど。
そんな感じで辿り着いたのは、フードコートのような空間だった。
4店舗がそれぞれ営業していて、その内側が共通の飲食スペースになっている。
「ひととおり、何でもあるんだね」
「そうでないと、毎日来る人が困るのだ」
確かに。
さて、僕はどれにしようかな。
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