テラーノベル
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特別エピローグ:『午前6時のウエディング』
午前6時。誰もいない大江山の古い隠れ里の神社で、2人だけの極秘の結婚式が執り行われていた。荊棘は、どこかトゲトゲしさを残したスタイリッシュな白いパンツスーツのドレス姿。美しい黒髪を少し整え、照れくさそうに頬を赤く染めている。律「……神酒さん。ううん、今日からは、安倍荊棘(あべ いばら)ちゃん、だね」名前を呼ばれた瞬間、荊棘はそっぽを向き、ぶっきらぼうに呟く。荊棘「……名前なんか、なんでもええわ。……っていうか、何やその顔。うちの方が背高いし、あんたの方がよっぽどドレス似合いそうな情けない顔しとるで、律」律「えへへ、だって、本当に荊棘ちゃんが僕のお嫁さんになってくれるなんて、夢みたいで……。神酒さ〜ん、僕、世界一幸せですぅ〜!」いつものようにタレ目をふにゃりとさせて、荊棘の白い上着の袖にしがみついて泣きつく律。荊棘は「ほんま、結婚しても手ぇかかる子ぉやわ……」とため息をつく。けれど、次の瞬間。荊棘はそっと律の手を握り返し、慈しむような優しい金の瞳で、はんなりと微笑んだ。荊棘「……うちもや。あんたの隣が、世界で一番、心地ええわ。……これからも、うちが一生守ったるからな、律」律「うん! 最高のヒーローで、最高のお嫁さんだね。……僕も、君の人間としての幸せを、一生裏から守り抜くよ」2人は静かに誓いのキスを交わす。ちょうどその時、朝の太陽が昇り、夜の霧が消えていく。世界を騙し、世界の半分ずつを支配した夫婦の、誰よりも不器用で、誰よりも甘い二重生活は、これからもずっと、幸せに続いていく――。
コメント
1件
もう最高すぎて鼻血出るかと思ったわ…! パンツスーツの荊棘ちゃんも、袖にしがみついて泣きつく律くんも、完全に脳内で映像が流れた。2人だけの朝6時の秘密の結婚式って設定がもうオシャレすぎるし、「世界の半分ずつを支配した夫婦」の甘々な二重生活、これからもずっと見届けたい。幸せオーラが溢れすぎてこっちまでにやけるわ。おめでとう、、!!!🔥