てってれーん
婀鶴女「んふふ」
夏油「……」
婀鶴女「うふふふ」
夏油「………何…?」
婀鶴女「今日も今日とて美しいです…!」
夏油「あー…そう…」
婀鶴女「好きですぅ…」
夏油「ふーん」
婀鶴女「もうちょっと何か反応してくださいよ!」
夏油「いや…そんな別に、」
婀鶴女「そんなぁ…」
君は変わっちゃったなぁ
婀鶴女「傑っ傑っ」
傑「…なんだい」
婀鶴女「今日ね彼処に呪霊が…!」
傑「いい。今日はもういらない。」
婀鶴女「、…」
婀鶴女「そう…ですか」
婀鶴女「ごめんなさい(ニコ」
傑「それよりも、さっさと歩いたらどうだい?」
婀鶴女「…だよね!!」
婀鶴女「…」
傑、変わっちゃった。どうしてかな。
婀鶴女「…なんでだろ」
婀鶴女「私の事もういらないのかな…」
婀鶴女「いや、未だ希望はある!」
婀鶴女「多分…」
婀鶴女「夜を、怖がる人なんてもういないもの…」
婀鶴女「……はぁ」
婀鶴女「あの人も、昔は影のように美しかった。」
婀鶴女「…歩かなきゃ、!」
婀鶴女「待って〜」
婀鶴女「……」
傑「12月24日。我々は百鬼夜行を行う!!」
婀鶴女「っえ」
婀鶴女「あ、傑……」
婀鶴女「なんで自ら死にに行くんだろ…」
婀鶴女「頭おかしいんじゃない?」
婀鶴女「…ねぇ…」
婀鶴女「私悲しいわ…」
婀鶴女「…私のことなんて、一度も考えたことはないのでしょうね」
婀鶴女「…私の気持ちなんて」
婀鶴女「酷いわね。」
婀鶴女「私の初恋奪って逝くなんて」
婀鶴女「本当狡くて酷い男」
婀鶴女「アタシの恋心を返しなさいよ。」
婀鶴女「ホント…」
婀鶴女「死んだらどうしよう」
婀鶴女「ね、」
婀鶴女「え、…」
婀鶴女「うず、まき…?」
婀鶴女「そ、そんな…」
婀鶴女「駄目だよ」
婀鶴女「貴方は私と一緒に逝くの。」
婀鶴女「先に死んじゃうなんて許さない」
婀鶴女「アタシが先に死んでやる」
傑「そう来るか、この女誑しめ!!」
乙骨「失礼だな」
乙骨「”純愛”だよ」
婀鶴女「…純愛?」
婀鶴女「純愛って何よ」
婀鶴女「そんな物私には目もくれやしなかったけど」
婀鶴女「でも、いい言葉ね」
婀鶴女「一度でも良いから、愛されたかったわ。」
婀鶴女「でも、誰も愛さないでしょうね、こんな生首女」
???「……ねぇ」
婀鶴女「?」
里香「私と一緒に行かない?」
婀鶴女「っ……!!」
婀鶴女「ありがとう」
里香「別に良いよ!」
婀鶴女「えぇ、一緒に行くわ」
婀鶴女「今度は、幸せになりたいわね。」
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完
婀鶴女
呪霊。純愛……?何よそれ。良いわね。来世は幸せになりたいものだわ。
夏油 傑
ほんとに唯の愛を伝えてくる呪霊しか認識してなかった。
乙骨 憂太
里香、一緒に行ってらっしゃい
折本 里香
行ってきます
おハム
あともう1話…もう1話…
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