そして、私達は、親の許可も得て、一緒に住むようになり、付き合ったのだ。
私たちが高校卒業の日。
健「あのさ。」
私「?」
健「俺と、、結婚してください!」
私「嬉しい!ありがとう!よろしく!」
そして私達は結婚することになったのだ。
だが私は一つの言葉を忘れていた。
二文字の言葉を。
みなさん、急展開だと思いましたか?こんな簡単に物語が進むとでも?大間違いです。
私、井上友夏も、未来からきたのです。
なので、結婚することだって、もちろん知っていましたし、健が空から落ちてきた時、びっくりはしましたが、そのびっくりの意味は、私の仲間がいたという意味です。
それでは、私が未来からきたと分かったあと、お話をどうぞお楽しみください。
ある日。
私「たける〜。おきて!仕事の時間でしょ?!朝ごはん食べなきゃじゃん!」
健「うわああ!ほんとだ!もうこんな時間!やばいやばい!」
私「何回起こしたと思ってるの?14回だよ!!!?」
健「そんなのしらないよ!もういくから!」
私「え?!朝ごはんせっかくつくったのに!」
健「時間ないんだから別にいいじゃん!いってきまーす💦」
私「いってらっしゃーい。」
バタン‼‼‼
私「はぁ。いつからこんな生活になったのだろう。ああ、だるいだるい。」
午後9時ごろ
健「ただいまー。」
私「おかえりー。ご飯できてるよ。」
健「今日の夕飯なに?」
私「豆腐ハンバーグと、キャベツときゅうりとトマトのサラダ!」
健「え?」
私「あ、気づいた?」
健「あのときのメニューじゃん。」
私「そうなの!食べて!」
健「うん!」
私「どう?美味しい?」
健「うん!美味しい!」
健「なあ。」
私「?」
健「言いたいことがある。」
私「なあに?」
健「好き」
私「え?w」
私はそのとき、何年も求めていた2文字の言葉を言ってもらえて嬉しかった。
あ。どうも。こんにちは。健です。俺がなぜ、好きという言葉を言ったかわかります?
俺、未来からきてるんで、いろいろわかるですよ。
ある日、友夏に言われたんですよ、あのときは俺も友夏も42才の時。
友夏「ねえ。いつまで待たせる気?」
俺「え?」
友夏「なんで好きって言葉をいってくれないの?私この何十年も、待ってたんだよ?でも一回も言われなかった。」
俺「ああ。」
↑こういうことがあったんです。で、友夏は自らあの世へ行ったんです。
でもまさか、あんなところで会うなんて夢にも思いませんでした。
まあ、好きという言葉を言った理由もこういうことがあったんですよ。
それでは本編へどうぞ。
私「私も好きだよ!」
健「大好きだ!」
私「うう。。。全身がいたい。。。」
健「え?!」
そして井上 友夏は急にあの世へ旅立った。
さらに、数カ月後、井上 健も、全身の痛みをうったえながらもあの世へ旅立ったのだった。
読者の皆様へ。
皆様、『タイムスリップ』を読んでいただきありがとうございました。
最後の内容でびっくりされた方もいるかもしれませんので、解説させていただきます。
未来から来た2人は、死んだあとなぜ、過去に戻ったのでしょう。それは、「やるべきこと」が残っていたからです。
友夏は、「好き」という言葉を求めていた。 健は「好き」という言葉を伝える。
ふたりとも、この「やるべきこと」をはたしたので、過去に戻った順に、あの世へ旅立ったのでしょう。
改めて、ここまで読んでいただき私もすごく嬉しいです。
感想などあればコメントでぜひ教えてください。
それでは、今回はこのへんで。さようなら。
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天才かて