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あおりんご
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「ふっかさぁぁぁん!!充電させてぇぇ!!」
楽屋の扉が開くと同時に、ピンク色の弾丸・佐久間大介が飛び込んできた。
ソファでスマホを見ていた深澤辰哉は、逃げる間もなく佐久間に捕獲された。
「ぐぇっ!佐久間、勢いすごすぎ……!」
「ニシシ!ふっか発見!確保ー!」
佐久間は深澤の上に覆いかぶさると、その胸に顔をグリグリと擦り付けた。
深澤は「重いって!」と文句を言いながらも、佐久間を振り払おうとはしない。
むしろ、佐久間の背中に手を回して、落ちないように支えてやっている。
「……お前なぁ。ドラマ班の活動は休憩中だぞ」
「休憩なんてなーい! 俺とふっかのラブストーリーはノンストップだもーん!」
「はいはい、うまいこと言わんでいいから」
深澤が苦笑いすると、佐久間はバッと顔を上げ、至近距離で深澤を見つめた。
その大きな瞳は、キラキラと輝いている。
「……ねぇ、ふっか」
「ん?」
「ふっかってさ、マジで肌綺麗だよね。モチモチだし」
佐久間の指先が、深澤の頬をつんつんと突く。
「……は? 急に何」
「いやー、近くで見ると改めて思うなぁって。……唇もプルプルだし」
「……お前、それバラエティのノリで言ってんの?」
「ううん。ガチのやつ」
佐久間が真顔で言い放つ。
その真っ直ぐすぎる視線に、深澤の顔がカァッと熱くなった。
普段、オチに使われたり、顔の大きさを弄られたりすることには慣れているが、こういうド直球な褒め言葉には免疫がない。
「……っ、やめろよ。調子狂うだろ」
「なんで?俺、ふっかのこと世界一可愛いと思ってるよ?」
「……お前なぁ……!」
深澤が顔を背けようとすると、佐久間は両手で深澤の顔を固定し、逃がさなかった。
「逃げちゃダメ!……俺の『好き』、ちゃんと受け止めてよ」
「……佐久間……」
「ふっかはいつもみんなの事ばっかり考えてるけどさ。……俺は、ふっかの事だけ見てるから」
佐久間が、深澤の唇にチュッと音を立ててキスをした。
軽くて、甘い、お菓子のようなキス。
「……っ!?」
「んふふ、顔真っ赤!かわいー!」
「……うるせぇ!お前、マジで……!」
「マジで、何?」
佐久間が悪戯っぽく笑いながら、さらに深く抱きついてくる。
「……大好きだよ、ふっか。……今日は康二もいないし、俺がふっかをとろとろに甘やかしてあげる」
「……生意気なんだよ、年下のくせに……」
「愛に年齢は関係ないの!……ほら、観念して?」
ポジティブモンスターの愛の弾丸は、防ぎようがない。
深澤はため息交じりに、でも嬉しそうに目を閉じ、佐久間の愛を全身で受け止めることにした。
ドラマ班の楽屋裏は、いつだって激甘なラブコメディが繰り広げられているのだ。
next…めめふか 1/26
コメント
2件
やっぱり思う?!ふっかさんめっちゃ肌綺麗よね!てかさっくんいいなーうちもふっかさんのほっぺツンツンしたい!