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橙side

それから俺はすぐさま家に帰り、布団に潜り、寝た。あの時、顔が火照っていたのは何故なのか、未だに分からないままだ。具合でも悪くなってしまったんだろうか。気に喰わないが、登校中に桃に聞いてみよう。とにかく今は準備をしぃひんとな。


桃「ある人と喋ってて後で確認したら顔が火照ってた〜?そりゃあもう完全に恋だべ。橙が惚れたのか〜。どんな人なんだ?」

俺は桃に相談したことをすぐさま後悔した。桃がいじってこないことなんてある訳がないのに。相談する相手間違えたな。と思いつつも、恋愛面では一応先輩なので相談を続けようと思い、話し出した。

「まだよく喋ったことないから詳しくは分からんねんけど、日直清掃していた俺に優しく声をかけてくれたんよ。結構肩苦しい人っぽかってんけど全然違くて。その人と喋ってたら自然な自分を出せるって言うかその人の前では素直になれるんよ。なぁ、桃ちゃん俺おかしなったんかなぁ?」

桃「さっきも言ったがお前はその人に恋をしている。一日中その人のことよーく見てみ。その人が他の人と喋ってるのを見て胸がモヤモヤ、苦しくなったら完全に惚れたって言う証拠だからよ。まぁ、よく見とけ。同じクラスか?」

「分からん。いきなり後ろから声かけられただけやし。」

桃「お前なぁ、それぐらい知っとけよ。」

「だってさ、初めての友達になってくれたんやで!?驚きすぎて聞く暇なんかあらへんよ。」

桃「はぁ。お前なぁ。」

「仕方あらへんやん!!」

紫「桃くんおはよう。珍しいね、桃くんが困るだなんて。また厄介な人と友達になっちゃったの?wwおっちょこちょいだな〜ww桃くんは。青ちゃん大変だねぇ。」

桃「紫くん?嫌味満載だよね?今のセリフ。」

紫「全然違うよ〜ww」

桃「笑ってんじゃんか!!」

紫「だってさぁwwww」

「( ˘・ω・˘ )💭」

あれ?なんで胸がモヤモヤするんや?

『その人が他の人と喋ってるのを見て胸がモヤモヤしたら完全に惚れたって言う証拠だからよ。 』嘘やろ?同性を?俺が紫くんに惚れたってことなんか?でも、あかん。紫くんが桃ちゃんと喋ってるのを見てたら自分を見失ってしまう。早くここから立ち去らな。

青「橙くん大丈夫?ぼーっとしてるけど。」

「ごめん、青。先行っとくから。みんなに行っといて。」

青「え!?橙くん!?」

後ろから名前を呼ばれたが、振り返ると何をしでかすか分からないので振り返りはしなかった。俺は学校まで無我夢中に走った。俺の頭ん中には桃ちゃんと喋って楽しそうに笑っている紫くんのことでいっぱいいっぱいだった。

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