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るしゅ
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「おでん屋のおっちゃん!」
「こいつとこいつくだせぇ!」
「はいよ!」
「何個や!」
「二個ずつや!」
「ほい」
「あざっすぅ〜」
「なぁなぁおでん屋のおっちゃん!」
「なんや?」
「なんで俺というやつを養子にしてくれたんや?」
「…」
「お前さんの両親がいっとったんや」
「この子の命は助けてくださいと」
「そんでお前さんを養子にした」
「ふーん」
「なんかよう分からんけどありがとう!」
「まぁな」
「美味しいなぁ〜」
「最近お客が来んくてなぁ」
「このおでん屋もつぶれるかもしれんのや」
「えぇッッ」
「こんなに美味しい味しよるのに」
「仕方ないんやな」
「…」
「じゃあ俺が広めたるわ!」
「ほんまにひろめられんのか〜?」
「舐めんなや!広めたるわ!」
「ほんまかほんまか」
「明日もくんでなぁ〜!!」
「おぅ!先帰っといてなぁ〜」
「分かったわ!」
俺は小学生で親を亡くした。
そんな俺を引き取ってくれたんがおでん屋のおっちゃんやった。
おでん屋からおっちゃんが住んどる家はそう遠くなく、真夜中でも一人で家まで歩いて行ったりしとった。
真夜中になると、運が良かったら蛍が見えるん
その蛍を見たものは幸せに暮らせるらしいん
しかーしまだ見たことないんや!!
おっちゃんは誰かに復讐した次の日に見れたそうや。
復讐相手なんぞできやしーへん。
できるときなんてないというほど少ない
いつかお前さんも蛍を見る!
とおっちゃんにはよう言われとった。
そんなこと全然あらへん!!
絶対と言えるほどや!!
俺はいつのまにかおっちゃん家の前におった。
そこには電球の光が差し込んどった。
部屋に入ると物は少ないし寝る場所もかたい。
俺はまだスマホっちゅうもんも買ってもらっとらん。
スマホちゅうやつもどうせいらんやろ。
おっちゃんは持っとらんでも今生きとる。
クラスメイトは全員持っとるけど…。