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続き待ってまぁすううう
正月もおわり、年が明けてもう、半月が経とうとしてる。舘さんも、阿部ちゃんも、ラウちゃんも向こうに戻った。
子供達も学校、ちびたちは保育園。
ネットでは、もうすぐデビュー記念日がくるねと、話題になってる。
いつまで、活動休止するんだろとか。
みんな、心配してる………
あまり聞けないけど、私もちょっと気にはなる。
いやだいぶ気にはなる。
活動再開するとなれば、東京に戻るだろうし。
かといって、着いていけるわけじゃないし。
そろそろめめと飛鳥のこともニュースになるし。
一人の時間も増えた。
「はぁ。なんか静かだな……」
あまりに静けさを感じると、どうしてもソワソワしちゃう。
今日は、飛鳥は検診だから、2人で病院だし。
落ち着かないから、ジムに行くことにした。
受付し、更衣室で着替えて、トレーニング室へ。
『こんにちわ!って……あら!わら』
「え?わ、渡辺さんは?」
『なに?なべの方が良かった?わら』
「いや………そうじゃ……ないけど…」
てっきり渡辺さんがいると思って来たからびっくりした。
『そういや、最近、体組織はかった?』
「あ………まだ測ってない……」
『んじゃ、測る?』
「え………」
いや、やっぱそこは、恥ずかしいよね。数字見られるの……
『どうせ、恥ずかしいとか思ってんでしょ?わら』
「だって………」
『ほら、はい、靴と靴下脱いで』
ほぼ強制的に機械へ……
しばらくして結果が……
『あれ?体重だいぶ減ってない?』
「まぁ、食べれなかったりしてたしね……」
『筋力も……』
「そりゃ……」
『まぁ、無理しないようにね?』
「うん。」
そう言うと別の人の所へいくふっかさん。
私も、有酸素運動から始める。
音楽を聴きながらペダルを漕ぐ。
それが終わると、背中や胸の筋肉を鍛える。
20キロの負荷でやってみる。
「うぅぅぅ……」
いつもなら、15回は簡単にできたのに、10回するだけでやっと。
なんとか前後15回を1セット終わらせ、立ち上がる。
「やば……」
立ちくらみで、ふらつき、柱にぶつかる。
「あ………危なっ……」
柱に持たれ、そのまま、座る。
女性『だ、大丈夫ですか!?ちょっと、トレーナーさん呼びますね!』
近くに居た女性の人が声をかけてくれた。
深『どうかしました?』
女性『いや、多分立ちくらみか貧血だと思うんですが、この方が、倒れかけて……』
「……も、もう、大丈夫……です。」
そう言い立ち上がろうとしたら、
深『そのまま、座ってて。顔色悪い。』
女性『ですよね……ちょっとあっちの椅子まで、行きましょう?』
「あ、いや……大丈夫です。」
そう言ってゆっくり立ち上がる。
少しして、自分で椅子まで移動する。
まだ少しフラつくけど……
女性『ほんとに大丈夫?』
「あ、はい(笑)慣れてるんで……すみません。お世話かけました……」
深『ありがとうございます。あとはこちらで対応しますので、大丈夫です。』
女性『そうですか、無理されないでくださいね?』
そう言って女性はトレーニングに戻る。
深『大丈夫?』
「うん。ちょっと立ちくらみ…」
深『ここまでどうやって来た?』
「ん、歩いてきた…」
深『めめに連絡するか。そこで休んでて?』
「あ、いいよ。自分でやるから。仕事中でしょ?」
深『ほんと、大丈夫?』
「うん……」
とりあえず飛鳥に連絡すると、丁度、検診おわって帰るとこらしくて、ジムまで迎えを頼んだ。
とりあえず座り、壁によりかかりながら、ふっかさんの仕事姿を眺める。
相変わらずカッコイイなぁ……なんて思いながら見てたら、目が合った……
深『………』
スッと目をそらされた……
「…………」
仕事中だし、仕方ないかとも思ったけど、なんかちょっと悲しくなった。
あまり見るのも良くないし、と、思ってたけど、やっぱ見ちゃう……
先程の女性と、なにやら、楽しそうに会話している……。すると、女性が、なにげなく、ふっかさんに触れた……
「………。」
しかも、触れたまま……楽しそうに笑って話してる。
え?
もしかしていつも??
いや、浮気とかまでは言わないけど
なんかヤダ………
見てられなくて、そっとトレーニング室をでて、更衣室で荷物をとり、上着を羽織り、受付に鍵を返し外に出た。
外のベンチに座る。
「…………来なきゃ良かったな……泣。」
外に出て10分くらいして、飛鳥たちが来てくれた。
飛鳥『え?どしたの?泣くほどきつい?』
目『てか、なんで外にいるの?寒いのに…』
「………泣。」
目『とりあえず車乗りな?』
2人に支えられ車に乗る。
何も喋らないまま、家に着く。
「ごめん……ありがと。もう大丈夫だから……」
それだけ言って、自分ちに入り鍵を閉めた。
飛鳥が何か言いたげだったけど……