テラーノベル
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うう、やっぱ無理かも。
つい調子乗って配信とかよくないのに。
「こ、んにちは」
ぎこちない笑顔をカメラに向ける。
こんなんで視聴者増えるのかよ…
いや、増えなくていいんだけどさ……
って何考えてる。とりあえず何するべき…?
「…今日は、オナニー配信します、…!」
えいや何言ってるの俺。
そんな、オナニーとか人に見せるものじゃないし、……
「えじゃあ、…脱いでいきます……」
…視聴者が1という数字に変わる。
誰かに見られてる。
そう思うと恐怖が立ち込めてきた。
……カメラ止めたい。
すると、コメントが来た。
『脱いじゃいましょ、僕しかいないです』
「…………あなたしかいない……」
『そうですよ!』
「……っ、わかったっ」
ズボンを下ろす。
「……っ、恥ずかしい…」
「じゃあするね……?」
そこからは必死になってあんまり覚えてないんだけど。
ただ、必死にオナニーをしてた。
周りの目なんて気にせずに。
「んっあ、”っやばっ、ぅ、”っ♡」
「ぁ、”っぃ、””っ♡」
「ん、っやだっそこ、”っ♡」
「ぁあ”っ♡」
「ぃ”っちゃ、”っああ、”っ♡」
部屋にはカメラと俺の喘ぎ声。
床には白い液体が撒き散らされていた。
やってしまった。
「あ、りがとね、じゃあね、…笑」
とりあえずカメラを切って、
…そういえばあの人ずっといたな。
…ファンかな。
ティッシュを取り出して床を吹く。
さっきの余韻が離れない。
……何してしまったんだろ俺。
結局夜も眠れずに学校に来てしまった。
……あ、どうしようみんなにバレたら。
「おっはよー若井!」
昨日と相変わらず大森が話しかけてきた。
「おはよ、」
「……昨日のすごかったね」
「……へ、……なにが、……?」
元貴が悪魔のように笑った。
鳥肌がたった。
だって、
「昨日見てたよ?配信。」
配信を友達に見られたのだから。
「……っ、…え、…」
視聴者はずっと1人だった。
その1人が、
「1人って、それが大森……っ?」
「うん」
「とっても可愛かったよ??」
朝、誰もいない教室。
俺は、大森に押し倒された。
「な、にして、っ」
「…ここで配信しよ?」
「……なに、……いって、」
「俺さずっと若井のこと抱きたかった。」
「……は?」
大森は笑った。
そして、カメラを向ける。
『配信スタート』
そのボタンが押された瞬間だった。
「どうも、今からヤっていきます!笑」
next→500♡
コメント
4件
はぁはぁやばいもとぱの配信気になりすぎる(>_<)
うわ待ってその配信見たい是非。
やっばい、、ある意味今日命日かも、、(?)