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#鬼滅の刃
サンフラワー
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Misia
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雨漏りのするような古い倉庫には、数人の男たちの姿があった。その中心には、ロープで首を吊る男の姿。全身血塗れで、顔の原型がないほど膨れ上がっている。
彼を取り囲んでいる数人の男たちは、全員が苦しい表情で見上げている。
モブ「火車さん……こいつ狂ってますよ……! こんなに拷問されても何も吐かないなんて、おかしいですって!」
火車と呼ばれた男は、猫背でギョロリとした目が特徴的だった。
火車「俺もこんなやつ、初めて見た。まるで『死』に慣れているよう」
火車は、自分の背後で腕を組んでいる男に視線を移す。
「野槌さん……こいつの処理どうしますか?」
野槌と呼ばれた男は、まるで巨木のような大きな体をしている。
野槌「年齢も名前も言わない。仲間のことも吐かない。持ち物もなく、個人を示すものもない。なぁ……お前、一体何者なんだ?もしかして『噂の殺人狂』か?」
火車「野槌さん、それってなんですか?」
野槌「俺たちにも繋がってる警察の話じゃ、どうにも尻尾を掴めない殺人鬼がいるらしいんだ。凄腕で、ずいぶんイかれた殺し方をするらしい」
若い男「ケケケ、俺は休日に趣味を楽しむ……一般男性だよ」
火車「お前、まだ自分がどんな立場なのか分かってないようだな? 普通なら『殺してください!』と懇願する奴も出てくるところだぞ!」
火車は、男が持っていたサバイバルナイフの先端を脇腹に少しだけ刺した。
野槌「おい、火車。まだ殺すなよ? 健康そうな若者には、色々使い道がある」
若い男(……くそ……ダメだ。血が流れすぎて意識が遠のいてきた。寒すぎる……もう痛みも感じない……俺は……ここで終わりなのかな。ああ……まだまだ殺したかった……ずっとずっと殺せると思ってたのになぁ……。できればもう一度……あの「女」に会いたかった……)
若い男は、幼少期の頃に偶然目撃した美しい情景を思い出していた。
目の前の男たちは全員が凶器を持っている。
若い男「早く殺せよ、役立たずども。俺ならお前らがぼーっとしてる間に、10人は殺せるぜ?」
男たちの凶器がゆらりと動いた。一斉にそれが若い男の体へと向けられる。笑いながら血を吐く男の意識は、そこで途絶えた。
女子生徒1「……おい! さっきから何を黙ってるんだよ!」
女子生徒2「出てこいよ『スイカップ』〜!」
女子生徒1「お前まじでまだ学校に来れるの、不思議なんですけど〜!」
激しい罵声と何かを叩く音が、暗闇の向こうから聞こえてくる。
若い男(寒い……なんて寒いんだ……死ぬ間際って、こんなに体が冷たくなるんだな……。それに本当に痛みを感じないようだ……。最後に見る景色が、こんな薄汚い場所とはな……)
若い男は、最後にもう一度目を開いた。
若い男(な、なんだここは……!)
そこはさっきまでいた倉庫ではない。周りは白い壁で囲まれている。吊るされていたはずの両腕は、自分の胸元にあった。そして血は一滴も流れておらず、自分の尻の下には便器があった。
若い男「う、嘘だろ! どうして個室トイレにいるんだ……。確かにさっきまで廃倉庫にいたはず……。俺は死ぬ前に幻を見ているのか……」
男は座っていた便器から立ち上がる。寒さの原因は、全身がずぶ濡れになっているためのようだった。
若い男「どうして……さっきまで死にかけていたはず……。俺は奴らに変なドラッグでもぶち込まれたのか? いや……この水の冷たさの感覚は夢や幻じゃない」
女子生徒1「おい! さっきから何をごちゃごちゃ言ってやがるんだ!」
女子生徒2「早く出てきて便所掃除しろよ! ほら、ゴミがいっぱいあるぞ」
トイレのドアの上部にある僅かな隙間から、生ゴミが投げられる。全身は水浸し。生ゴミは容易く皮膚に付着した。
若い男「……クセェ。よくわかんねーけど、ムカついてきたな……。傷がないなら問題ない。全員ただ『殺る』だけだ!」
男は、目の前のドアを踵で思いっきり蹴る。ドアは一撃で外れ、ドアの前に立っていたであろう女ごと吹き飛ばした。
若い男「……制服……? 女子高生? まぁ、いい。女だろうと関係ない! お前ら、さっきからうるせーんだよ! そんなに死にてぇなら、殺してやるよ! 俺は性別差別はしない。誰かは知らんが、女にも手加減しないぞ」
トイレの個室の外にいたのは、五人。二人はすでにトイレの床で、ドアの下敷きになって倒れている。
男は倒れている女の顔面を踏みつけるように蹴った。
女子生徒2「嫌、痛……ひぎゃぁ……!」
女子高生の鼻血が床に飛ぶ。さらに倒れている女子生徒の膝を思いっきり踏みつける。
女子生徒1「痛いっいいいいいいい……!」
耳障りの音と共に、女子生徒の膝から下がおかしな方向へ曲がった。
女子生徒1「ちょ、ちょっと……! 何すんの、あんたこんなことーーおごぉっ!」
仲間がやられてのを見て叫んだ女子生徒の口を、二本の指が貫く。喉奥を直接疲れた彼女は、胃液を吐きながらその場で倒れた。
あまりのことに呆然と立ち尽くす、二人の女子生徒。その勢いのまま、アゴを左右のパンチで一発ずつ撃ち抜く。
白目に剥いて崩れ落ちそうになる女子生徒。その股間を一気に蹴り上げた。
若い男「あ、こいつらチンコついてないんだった。無駄蹴りだったな。この状況、一体どうなってるんだ……!?」
男は全員倒れたのを確認すると、トイレの鏡に映る「自分」の姿を見る。
若い男「なっ……!」
そこには少女がいた。
白く柔らかい肌。長い髪の毛。メガネをかけてるが、レンズには水滴が滴っている。濡れた制服の下には、透けた大きな膨らみが見えた。スカートは履いておらず、下着が露わになっている。
男は怒りの表情を抑え込み、「自分」の顔をまじまじと見た。
若い男「これが、俺? なんで女になってるんだ……」
彼の名は中村裕司。快楽殺人鬼。ある組織になぶり殺されたと思ったら、なぜか女子高生になっていた。
コメント
1件
わ……めっちゃ重かったですね……🖤 冒頭の倉庫の拷問シーンから始まって、気づいたら女子高生になってるっていう、この展開の切り替えの速さがもう衝撃的すぎて。 しかも中村裕司、快楽殺人鬼だったのが「スイカップ」って呼ばれてて……あの罵声の感じとか、教室の空気、すごくリアルでゾッとしました。 名前も年齢も何もかも剥がれた状態で、女の体に閉じ込められるって……この先どうなるんだろ。 続き、すごく気になります。