深澤side
俺の名前は深澤辰哉 、 、今年33になるまだまだピチピチ!とまではいかない、なんならもう おじさん になるぐらいの歳だ、わら!、
金位はあったら良かったけど、生憎俺はニートだし、 、母さんからの仕送りで何とかしてる。
金がない理由にしては言い訳になるけど、親父が膨大な借金抱えて死んだから俺にヘイトが向いたらしい、わら! 、 、
そのせいで今 ――
ドンッ、
ドンッ、
借金取り「いるなら開けろ!!そこにいるのは分かってんだよ、!!」
そう、、借金を取り立てされてる最中なんです、!!
深澤 (え〜、?ドア大丈夫だよね?突き破られないよね、?)
ドンッドンッ 、 、 、
あれ?帰ったか、?
数分後、、ドンドンと言う音と引き換えにピンポーンとインターホンが鳴った。
こんなとこで芋ってても結局借金取りから逃げるのは無理だし、それに叩いたか、蹴ったかは知らないけど、ドア傷ついてるかの確認もしたいし、、ましてや借金取りじゃないかもしれないし!
と何故か希望を胸に持ちながらもドアを開けると
俺の頭一個分位背の高い人がたっていた、これが俗に言う大男か、、と何故か感心してしまったがその心配は無く、あちらから話を切り出してくれた。
???「こんにちは。君借金取りに追われてるんだよね?僕の所で働かない?ちょうど人手に困ってて〜、、」
ニコニコとしているそいつは、俺の境遇につけ込んで働かないか?と提案してきた。経営者かなにかなのだろうか?俺はそこら辺の知識が無いからあまり分からないが、高そうな時計をつけていて、身なりもきちんとしている、、これでほんとに金が稼げるなら構わないが、、俺はニートだぞ?高卒で入った会社からは酷い扱いを受けた上に、5ヶ月でクビを切られてしまった、、
俺が悶々と考えているうちにその人は悟ったのだろう、、俺がニートだって事に、、まぁ部屋とか服を見れば普通の人は察するか、、
???「全然経験とか無くても大丈夫だから!!君に合えば、天職になると思うよ!」
???「まぁまぁ、、細かいことは置いといて〜、、一旦職場に見学に来てみたらどう?」
???「ほらほら、!ボートしてないで行くよ?」
グイッ
深澤「っちょ?!!」
俺は半ば強引にその人の車へ乗せられた。
???「もうちょっとで着くからね〜、、」
深澤「あの、、貴方は誰ですか、、?」
俺はまだ名前すらも聞いてなかったなと、思い名前を聞いてみる、、ぶっちゃけこんなのいらないかもだけど、、わら!
???「あー、!ごめんね?まだ名乗ってなかったね、、僕はラウールだよ、、!」
ラウール、外国の人か、、?
ラウール「そうそう!僕はハーフなんだよ!」
深澤「やべっ、?!声に出てました?」
ラウール「ふふっ、出てたよ?よしっ、そろそろ着くから気を引き締めてね、?」
ラウールは悪戯っぽく笑った。
深澤(嫌な予感しかしないけど、、?わら)
ラウール「みんなー、ただいまー!!」
深澤「っ、びく?!」
???「ラウ、おかえり、!えとっ、、その子は?」
真面目そうな人が出てきた、、顔は可愛らしく、言葉遣いも丁寧、、女、?
ラウール「そうそう!皆の仲間になる子が増えたから紹介しないとね!」
ラウール「阿部ちゃん皆をリビングに集めてくれない、?」
阿部「なるほどね、、了解、!」
俺がリビングに着く頃には阿部、さん?を含めた3人が集まっていた。
ラウールがなにか寂しそうな表情をした後大きなため息をついた。
ラウール「はぁー、、来ないって、?」
阿部「どこの馬の骨か知らねぇーけど俺は嫌いだ、、、って2階の窓からその子の事見つけて、見てたらしいよ、?」
ラウール「ほんと翔太くんは、ダメだね、、!僕がガツンと言ってこないと!!」
阿部「あはは、、行っちゃった、、」
???「阿部ちゃん、その子誰や、?」
阿部「えっと、、自己紹介してくれるかな、?」
深澤「あぇ、?お、俺は深澤 辰哉と言います、 33歳です、、」
???「おー、!年上や!え〜と、、だから ふっかさん やね!!」
阿部「こーじ、、あだ名つける前に名乗らないと、!ちなみに僕は 阿部 亮平 と言います、!よろしくね?」
向井「俺は、向井 康二 や!!この家で唯一の関西弁やで!!」
なかなか癖の強い奴らだな、、わら、、
さっき言ってた感じ的にもう1人居るらしいけど、調和的では無いようだ、、って、なんか馴染んでるけどここどこだよ、、わら!
真面目そうな阿部さんに聞いてみようかな、、ラウールは教えてくれなかったし、!
ガタンッ!!
深澤「うぇ、?!」
い、い、椅子蹴った、?ジャ〇アン擬人化かなんかか?!
阿部「あちゃちゃ、、翔太落ち着いて、?」
阿部さんが必死になだめてるけど、コイツなに?!
向井「しょっぴー、乱暴はダメ言うとるやろ!!」
関西弁の人オカンみたいになってるし、、
渡辺「おい!、そこのヒョロガリ、出てけ、、!」
渡辺「俺はお前が嫌いだ、!」
ラウール「あっ、!いた、いた、!翔太くん椅子は座るものでしょ!!」
ラウール「乱暴する人はいけません!!」
渡辺「っ、ちっ、、」
帰ってった、、俺嫌われてんな、、
向井「しょっぴーいつもはあんなんじゃないんよ?ごめんなー、?」
向井さん優しいな、、!!
阿部「今のが、渡辺 翔太 、、心許すまでが長いから忍耐力だよ、!!」
深澤「あぁ、はい、?」
ラウール「よしっ!ひと段落着いたところで、、深澤くんの部屋決めようか!」
ラウール「2択だよ、!阿部ちゃんの隣か、翔太くんの隣!」
そんなもん、阿部さんの隣に決まってるでしょ?!
深澤「あ、阿部さんの隣がいいかな、、?」
阿部「うん!全然構わないよ!」
ラウール「よしっ!てことで、、」
深澤「ちょ、ちょっと待ったー!!」
向井「なんや、なんや?!笑」
深澤「俺は何故ここへ、?職場の見学、、みたいなのは、、?」
ラウール「あー、、それ嘘、、」
深澤「嘘、??」
阿部「あー、!ラウールまた嘘ついて連れてきたの、?それで先週もあの若い子すぐ辞めたでしょ!」
ラウール「それは、、ごめんって、、でも、」
阿部「でも、じゃない、、!」
向井「まぁまぁ、阿部ちゃん落ち着いて、?」
阿部「こーじ、でも!」
向井「でも、じゃない!!」
阿部「うぐっ、、」
向井「これはふっかさん が決めることやろ、?」
ラウール「だって、、どーなの、、!」
えぇ、俺?!そこで振られても、、
深澤「なんの仕事かにもよりますけどね、、」
ラウール「ホストだよ、、」
深澤「あー、ホストね、ホスト、、ホスト?!俺が?!」
ラウール「何が悪い、?顔がいいから連れてきた、それだけだし、!」
向井「こら、ラウもあんまムキになりんさんな、!」
阿部「嫌ならやめてもいいんだよ、?」
ラウール「阿部ちゃん?!!」
ラウールが、うるうるとした目で俺を見てくる、、ぐぅ、、
深澤「や、やります、!」
金のため、金のため、金のため、だからね!!
ラウール「ほんと?!そう言ってくれると思ったよ〜!」
ぎゅー!
深澤「うぐ、苦しい、、」
ラウール「よし!じゃあこれにサインしてね!」
うわっ、、項目いっぱいあるんですけど、、適当に目通して、別に変なこと書かないでしょ、、
深澤「書いたぞー?」
向井「ふっかさん!今日からよろしくな〜?」
阿部「よろしくね?」
ここから俺のホスト生活は始まってしまった、、
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