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やめて新たな扉開きそうになったじゃんか
全ての設定が重すぎるって!!! タマネ様割と優しいね… 優しいままだといいな…
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! おぉ!!!ただの赤い川!!! それ以外がほとんど普通(?)なのが 逆に怖い気がするね…(?) あっ!!!タマネ婆ちゃんだ!!! まぁ、婆ちゃんではないんだけどね(?) うん!正攻法じゃないなら 絶対にいけないね!!!(?) 性癖クラッシャーがいっぱいだ…(?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!
お腹痛いです。拾い食いなんてしてないのに……
少しだけ肌寒くなってきた。盤上町の春は基本的に暖かい。だから最近は半袖に衣替えしたばかりだ。こんなことなら、上着を持ってくるんだったな。でも正直、寒さで少しだけ痛みが紛れるからそこまで苦でもない。むしろ上着を着たら布が擦れて痛かったと思う。
突然散歩道が橋になった。橋の下には赤い川が有る。血のようだが、鉄の匂いはしない。本当にただの赤い水。先程に比べれば妙に優しい変化。
にしても、この橋は随分と高い位置にある様だ。川がはるか数十メートル下に見える。当たり前だが本来の散歩道にこんな道は無い。そしてあまりに橋が狭い。子供だから通れる狭さ、大人だったら通れないかもしれない。どうしてこんな設計にしたのだろうか。決まってる。もし今までの変化が生存本能だとしたら。こんな通りにくいところにするのは、外敵から身を守るため。私はよく知っている。その習性をとる短な動物。そう、まるで
猫のような。
「随分あっさり来るんだ。君ってば案外度胸の人間にゃんだね。」
真後ろから声をかけられるまで、気付かなかった。足音が全くなかった。振り向けないからこそ余計に声を発した者が怖くなってくる。そんな私を見兼ねたのか、後ろにいた者は私の前に来てくれた。猫耳と二つに分かれたしっぽが生えた……
「男性?女性?」
「いきにゃり聞くことがそれ?性別にゃんてにゃいよ。どっちにもにゃれるから。」
なんてこった。性別がないなんて。それに彼、彼女?は見た目からして明らかに人間では無い。しっぽだって動いちゃってるし。まぁ所謂猫又と言うやつなのだろう。猫又は年老いた猫が化けたものが多い。何年生きてるのか検討もつかない。しかも先程の声は聞き覚えがある。最初に触手に襲撃された時に、触手と会話していた声だ。もしかしてこの人が、あの。
「……タマネ様?」
「お、当たり。よく覚えてるね。」
「あんな出来事があれば、いやでも覚えます。」
「確かにそうだね。そうだよ。僕がタマネって言うんだ。様はいらにゃいよ。」
ゆらりとしっぽを揺らしてタマネは言った。黒い着物に、オーバーサイズのポンチョのようなものを羽織っている。しっぽどこから出してるんだろ。
「あれ、その手形。」
「あぁ、これ。さっきの道でついちゃいました。」
「またテマリの仕業だにゃ〜?後で説教だね。あの子は。」
タマネは私の傷をみるみるうちに治しながら、テマリという人物の名を出した。どうやらこの傷をつけたあの手の総称はテマリらしい。でも、あんなにたくさん生えていたのに『あの子』?なんで単数形?
「佳寿葉」
緊張が高まる。どうして。私は名乗っていない。どうして名前がわかるの。傷を治したその人ならざるものが、急に恐ろしく見えた。顔で平静さを保っても、流れ出る冷や汗を、止めることは出来なかった。
「僕はかにゃり古い妖怪だからね。にゃんとにゃく考えることもわかる。」
「大方、誰かに会いに来たんだろうけど。悪いけど、このやり方は正攻法じゃにゃいんだ。」
正攻法?正攻法って何?あの噂が間違いだっていうの?じゃあ、正攻法って__
意識が、暗転する。
目が覚めた。よく見なれた景色だ。ここは私の自室。リビングへ向かうため、階段を降りながらかんがえる。まさか夢だったのかな。あの出来事、全部。でも、夢でもあの道を通る感覚は忘れられない。あの非日常を味わう感覚。まぁ、あれが夢ならそれはそれでもいいのかもしれない。もう祖母に会えないと、踏ん切りをつけられたのだ。
「おはよう」
声を発して、私は目を見開いた。
「おはよう。早起きだねぇ。佳寿葉ちゃん。」
居ないはずの祖母が居た。
あの、今までの妖怪達の設定というか……
ちなみに触手はいません。彼は地獄行きです。
『メダマ』
本名 目崎 快晴 メザキ カイセイ
通称 メザキ
享年 10歳
性格 人見知り、責任感が強い、純粋
性別 男子
一人称 おいら
好きな〇〇 親友、酸っぱいもの
嫌いな〇〇 苦いもの
その他 目玉の妖怪。目玉を道に敷き詰める役割をする。だがまだ子供なので潰された時の不快感が自分に来ることを知らず設置してる。最近こんな設計にしたことを後悔してる。
妖怪になってからも色んな人に恨まれている。その結果口癖が許してになってしまった。
すいなーんの癖が暴走した結果とんでもない悲惨な結果になった少年。
『ウデ』
本名 咲園 手毬 サキソノ テマリ
通称 テマリ
享年 17歳
性格 凶暴、口が悪い、面倒見がいい
性別 女の子
一人称 わたし
好きな〇〇 弟、子供
嫌いな〇〇 両親
その他 腕の妖怪。生垣から腕を生やす役割をする。痛みと恐怖で散歩道に来なくさせようとしている。だって散歩道正攻法じゃないもん。
妖怪になってから性格が粗悪になったが、子供好きは変わらない為メザキに対しては優しめ。(たまに忘れてすごく厳しい時がある)
すいなーんの癖が暴走して(以下略)
『タマネ』
本名 三日月 タマ ミカヅキ
通称 タマネ
享年 23歳(猫年齢)
性格 気まぐれ、慈悲深い、踏んじゃいけない地雷が多い人
性別 不明とする
一人称 僕
好きな〇〇 三日月じいちゃん
嫌いな〇〇 僕の大切なものを傷つける奴
その他 おそらく本作の性癖クラッシャー
妖怪達の最古参。普通にペットで年老いて猫又になりました。
気まぐれな割には地雷が多くて扱いが難しい人代表。でもこんなんでも妖怪の中だとまとも枠に入る。
今後すいなーんの癖が暴走する人筆頭。
いつか絶対いらないだろう一話だけでた発狂して消えてった男の設定も出しますね……ちなみにあの人新婚で初めての結婚記念日の前日に妻が死んでるよ……