コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第15話
前回までのあらすじです
ユメちゃんとお買い物をしました。以上です。
「ねぇみっちゃん、遊園地行かない?」
「いやです」
相変わらずソファに寝っ転がりながらテレビを見ている母が突然そんなことを言い出しました。
「えぇ〜いいじゃんちょっとくらい」
「学校があるんですよ」
「ちょっとくらい休んでもバレやしないよ」
「バレはするでしょ。というかバレない方がおかしいでしょ」
でも、あの学校の先生だったら有り得そうだな…。
「まぁまぁ、良いじゃないか。もう先生には言っちゃったし」
「恐ろしいくらい用意周到だ…」
「てなワケで、明日、遊園地行くぞ」
「はぁ…どこの遊園地?」
「デイッズニーランド」
著作権ギリギリの名前だな。
「ほらほら、明日の朝4時に出発だから用意しなさい。私の分もね」
「自分の分は自分でして」
「はーい」
にちのうcv.美涼
来てしまった…
電車を使って約2時間。今日は晴れていて快適に過ごせそうだ
平日の早朝にデイッズニー…意外と人いるんだなァ。
「チケットは持ってるの? 」
「ふふん、今はスマホでできるんだぜ」
「マジか、その機能を作った人すごいな」
「あ、あのぉー私は…」
「ん?チケット取ってくれてありがとう」
「頑張ったかいがあったぜ」
「平日じゃなければ最高の母だよ」
ここにいる人たちも会社とか学校とか休んで来た人達なのかな?
〜数分後〜
〈まもなく、開演の時間です〉
おっ、もうすぐか。よし、いっぱい遊ぶぞー!
レイン♪
ん?誰からだ?
[ねぇ美里さん、今日学校休みだからさ、どっか遊び行こうよ]
ラキくんからだ。…?今日学校休みなのか?
[ちょっと母親がデイッズニー行きたいって衝動的に…それに付き合わされてる]
[マジで!?羨ましいな。帰ってきたら、またいっぱい話そうね♪]
ヴッ…心が痛む。
「どうしたのみっちゃん。彼氏?」
「ち、ちちち違うよ!これは…その〜た、ただの友達だよ!」
「ふーん、『ただの友達』ね」
「というか、もう動き出してるよ、早く行こう?」
「そうだね」
ピピッ ピピッ
そして、私達は平日なのに遊園地に来たのでした。