あれから2日経って退院の日になった
ら運営の皆が手を振っているのが見える
みんなには迷惑かけたな
えー皆さんこんばんは。
今、俺はレウさんの家にいます
レウさんが作業でぶっ倒れ無いように目を光らせてる
部屋のドアに紙が貼ってあった。
〔一日の作業時間 6時30分〕
とデカデカと書いてあった。
「流石にもうしないよ」
作業に関しては全く問題ないんだけど、
ピコン
そう、奇病の定期検診だ。
レウさんに奇病定期検診を見られて奇病だとバレるのは1番嫌だった。
休日もレウさんに少し監視されてる。
「休日に書類を持ってカフェで7時間やってた人が?」
という具合に休日も監視されるようになったということです
自業自得といえば済む話だけどね
「レウさんばかり監視して疲れるでしょ」
俺は賭けをした。疑われたら即バレの方法
「ペイントも暇って言ってたから、明日ペイント連れてくよ」
といった
「本当に?じゃあ電話して。勿論スピーカーで」
少しあぶなかったが何とかなりそう
プルルルル
[おお、らだーどしたー?]
ペイントが笑う
「あーいや、お前暇だったじゃんだから一緒に買い物いかんっていう話」
勿論、ペイントが暇かどうかは全く知らないが!レウから逃げるにはこの方法でしかなかった
「ペイントさん。らだが書類出したら直ぐに報告してください」
レウさんが言う
[あーなるほど。わかったわ]
状況が分かったのか合わせてくれた
…いやあいつの事だし本気で買い物に行くかもしれない
「じゃあまた明日」
[おう!]
ガチャ
電話し終わってようやく安心したのかレウさんの雰囲気が和らいだ。
本当に毎日目を光らせてるので少し疲れたのかもしれない
レウさんが自室にいくと
机の下を触ると
?あれこんな所に書類の山の1部がー!(棒)
俺は書類を持ったらやりたくなる病だから仕方ない!
ペンを持ってこようとリビングの引き出しを開けたら
おっと、ここにも書類が
ペンと追加の書類を持って3時間ぐらいやっていたのは別の話。
「起きろー朝だよー」
レウさんの声がして起きる
レウさんがニコニコしながら近ずく
(俺、!何やったっけ?!)
レウさんが持ってたのは昨日やった書類だった
「な、なんでレウさんが?!」
レウさんが表情を変えない。正直怖い。
「なんでこれが朝になったら出てくるの〜?」
…あ。そういえばやりきって片付けせずに寝たんだった
「らださん。そこまでして“やる必要無い”からね?」
「え?」
必要無かった?無駄だったって事?
「ごめん」
見捨てられた?俺、必要無い?
「ペイントさんと買い物でしょ?早く行かないとまずいんじゃない? 」
俺、どっか行って欲しい?
俺、ただの足枷なのかな。みんなのためにやっても結局上手くいかない
「分かった」
そういって急いで準備する。
ごめん
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
見捨てないで
離さないで
どこにも行かないで
見限らないで!!
??〈もう必要ない〉
??〈お前がいるから!!〉
??〈こんなやつと一緒はやだー〉
??〈お前はそんなやつだとは思わなかった〉
??〈使ってあげてんだから〉
ヒッグ ウゥ・・・ ポロポロ
ごめん
情けなくてごめん
“こんなの”がリーダーでごめんね
本当は必要なかったはずのバックに必要最低限の物を詰め込む
ペイントの元に歩き出す
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