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#こめんとくーださい!
熱い冷やし中華
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#この物語はフィクションです
熱い冷やし中華
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九重九十九
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コメント
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うわあ、これは…読んでて背筋が冷えました。異常気象で倒れたはずが、目が覚めたらぬいぐるみだらけの異様な病室。あの「可愛い」で覆い隠された不気味さがじわじわ来ますね。ツインテールのナースの「さあ?」って返しがもう完全に狂ってる感じが出てて、でも淡々とした口調なのが逆に怖い。スマホもカバンもない、常識も法律も通じない閉鎖空間…続き、どうなっちゃうんでしょう。タイトルの「目」が効いてますね。すべてを見てるって、誰の目なんだろう。これは続きが気になります。
東京は、今年も異常気象を放送していた。毎年更新する「過去最高」の記録。この年はついに、40℃を超えるらしい。私は、営業部の社員だった。今日は特に忙しくて、真夏の中走り回っていた。気づけば、足に力が入らず倒れる。熱中症だった。頭が茹で上がり、湯煙のように意識が霧散する。
〜♡♡♡「患者さん。ここに運ばれちゃったんですね。」♡♡♡〜
─目が覚めると、ベッドの上にいた。異様な部屋だった。ぬいぐるみが大量に向かいの壁にもたれ掛かっている。ピンク色、白色、薄い黄色 チェック柄 雲の柄 リボンが大量に結ばれているもの ─綿が、首から飛び出ているもの。
全て、ベッドの方を向いていた。患者を監視するかのように、黒いくりくりとしたボタン全てと目が合う。
寝ていたこの病床もおかしかった。ピンク色のマットレスに、レースとリボンがかかったブランケット。パイプの手すりには、グチャグチャのちょうちょ結び。
家具の配置や、物品自体は入院室なのに、余計なもので溢れかえっていた。何かを覆い隠すような、不気味な程の可愛さだ。
怖くなって、くまのアップリケがついたスリッパを履いて、引き戸を開けた。早くこの場所から出たかった。…が、ドアを開けた瞬間悲鳴が出かけた。まるで開けることを予測したかのように、目の前に女の子が立っていた。黒いパンプスに、片方はガーターソックス。もう片方は、フリフリの短い靴下。裾がショートすぎる黒いレースのワンピースに、ナースのようなエプロンを被っている。目が合った。吸い込まれそうな黒い瞳をしていた。気の所為だろうか。なんだか威圧を感じる…。
「目を覚ましたんですね。貴方は熱中症で、救急車に運ばれてここに来たんですよ。覚えていませんか?」
まるで、私が何も知らないのを見透かしたかのように、彼女は淡々とした声色で説明してくれた。首を傾げるとき、その長い触覚とツインテールが揺れた。薄い青緑が、淡い陽光に当てられて優しく光る。
「そうだったんですね。…ありがとうございます。もう、だいぶ良くなったので大丈夫ですよ。」
そう言って、苦笑いをする。帰らないと、上司に怒られるだろう。早くこの病室から退院したかった。
彼女は目をぱちくりさせて、無言で私を見ていた。まるで、信じられないとでも言うように。そして、予想外のことを口にした。
「いいえ。貴方はまだ退院できません。ドクターの診断を待ってください。全員のナースの許可を得てください。」
👁️【貴方は、貴方の意思で退院することができません。】👁️
「……は?」
声が漏れる。そんなのおかしいだろ、と脊髄反射のように言葉が飛び出る。冗談を言っているのだろうか。だって私はただの熱中症だ。点滴を打って、帰るだけのはずだった。
「退院、できないって……どういう意味ですか?」
「言葉の通りです。」
「全員のナースって、何人いるんですか?」
「さあ?」
──おかしい。
そこで初めて、背筋が冷たくなった。ここは、人をなんだと思っているんだ。まるでモノみたいに。
そう考えると、段々と怒りが滲み出てきた。声に感情が乗り始める。
「お前、そんなの…そんなの、法律違反だろう。監禁罪とかなんとかで…警察に電話すれば、すぐに─」
ふと、ポケットを探る。スマホがない。財布も。それどころか、病室に私のカバンがあっただろうか?
ツインテールの彼女はさっきまで不満そうだったのに、急に目を細めて笑った。私の反応が愉悦なのだろう。
「やっと自分の置かれている立場がわかりましたか?貴方は、助けを呼ぶこともできない。」
👁️【…それにね。】👁️
「ここは、貴方の知る常識や法律は通用しません。この病院では、ドクターとナースが正義なの。…退院、頑張ってくださいね。」
👁️【私が、全部見てるから。】👁️