「あ? ああっ!?」
激高した男がその場に立ち上がり、声を荒らげ、アズナを見下げる。
「てめえ! なにしやがる!」
「なにって、あなたの手がその方の」
ちらりと、ぽかんとする仲居を見てから、再び男へと視線を戻す。心底くだらないものを見るようなそんな冷めた視線を。
「お尻をさわっていたから、これはとがめないとなって、そう思って」
「あ!? なにいってやがる!? 俺はお客さまだぞ! お前ふざけてんのか!?」
「ふざけてないけど……というか、ふざけてるのはあなたでしょ?」
「ああ!?」
「一体全体どこにお客さまがいるっていうの?」
アズナはわざとらしく辺りを見回してから、小さく首を傾げる。
「ここの人を奴隷……いえ、性奴隷かなにかと勘違いしている人が、お客さまなわけがないでしょ?」
上司に対するアズナの態度、言葉がかんにさわったのか、まわりにいた部下やらとりまきやらが声を*********
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