帰りのホームルームは、放課後、教室の清掃後に行われるのだが、その日のホームルームでは軽く来月行われる文化祭について、さわり程度ではあるが、ふれられるところとなった。
内容はいたってシンプルだ。開催日時、クラスでの出し物、以上だ。後日改めて時間を取りクラスの出し物を決めるということだが……正直どうでもいい。しょせんは高校生のおこちゃまがするお祭りごっこだ。規模も小さければ完成度もたかがしれているだろう。そんなことよりも今は、今朝方元勇者パーティー一同により可決されてしまった、俺の幼なじみ佐里への疑いをどのように晴らすかだ。
……といっても事実佐里は魔王の生まれ変わりではないので、俺としては特にやることはなく、アズナたちがさっさとあきらめ、なるべく穏便にことが運ぶよう、まるでバスケットボールに添える左手のごとく、支え、導くだけしかできないわけではあるが。
「それでは、これで帰りのホームル*********
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