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じゃぱぱside
「あれ、ここどこ?」
俺は気がつくと、暗い部屋にいた
真っ黒で何があるかは分からないが、
どうやら手に手錠のような物がつけられているようだ
「……誰か…いない?」
「いるよ、その声は……じゃぱぱ?」
「うり?!」
「あとなおきりさんもいる」
良かった
俺の他にもいたんだ
この状況は決して良くはないけど
「それでですね、何故か僕だけ足枷なんですよね」
本当だ なお兄だけ手錠のような物ではなく、
足に何か付けられている
「そのことは今は良く分からないけど、
なお兄、うり、どうしてここに連れて来られたか覚えてる?」
「あー……俺は、カラオケに行こうとしたときだったかな?」
「僕は公園に行こうとしたときですかね?」
「俺はコンビニに行こうとしたとき……
共通点はみんな外にいたことか…」
それ以外何も情報はないし、
他のみんなはいない
「どうして俺達が…」
俺が目覚めてからおよそ20分後__
少し暗闇に目がなれはじめた
「あっ、みんなお目覚めか?」
突然扉の開く音がしたと思ったら、男の声がした
そしてマジシャンのような
タキシードとシルクハットに身を包んでいた
「おめぇ誰だよ!俺達をここに連れてきて…ただですむと思うなよ!?」
うりが男に食ってかかった
「おぉ、ずいぶんと威勢がいいようで
こちらもただでは済ませませんよ?」
バンッ
銃声?!
「ア“ァアァァ“ァッ!」
うり?!
「あぁ、哀れな男……ゲーム前に撃たれるとはな」
この男……人を撃っておいて笑っている……!
「お前!うりを撃ったのか?!」
うりは死んではないが、肩を撃たれてとても痛そうだ
「そうですね、うるさかったので」
「それだけでッ!」
「おっと」
あの男は俺に銃口を向けた
!!!
ここで撃たれたらまずい
「よし、それではゲームを始めますか」
そういえば、うりが撃たれた時もゲームって……
「行うゲームは王様ゲーム
まずはルールを説明しようか」
ルール
1.王様の命令は絶対
2.王様に逆らったら処刑
3.命令に従わなかった場合、処刑
4.参加者に拒否権はない
5.ルールは今後追加する場合がある
「処刑……?それって死ぬって事?」
「あぁ、そうだな」
男はそのことを軽々しく言う
「それで今回の王様…わたしの命令は__お前があの二人の内一人を撃ちなさい」
「は……?」
なお兄の前に、男は銃を置いた
「自己紹介をしましょう わたしはこのゲームの司会進行役
まぁ、適当にゲームマスターとでも呼びなさい あなた達の事は確認済みです」
「そ、それで僕は何を…」
「言いましたよね?これであの二人のどちらかを撃てと
これは命令です 時間は5分、それではスタートです」
ゲームマスターは床に砂時計を置くと、その場に座った
なお兄はその場にあった銃を手に取るが、その手は震えている
なるほど、銃で撃たせるためになお兄だけ足枷だったんだ
「無理、ですよ……ずっと一緒だった仲間を殺すだなんて!」
なんだろう?この違和感は
何か、俺達は少し誤解しているような気がする
とても大事な事に俺達は……
コメント
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う…うおお… 恐ろしいゲームだ… でもめっっっっっっちゃすきです★フォローします!