「それじゃあ、またお店でね」
普段は作務衣を着ている店長のスーツ姿がやけに新鮮だった。
連れ立つ吉沢は一見いつも通りだが、胸元にポケットチーフが一枚入るだけで、元々の素地のせいか、一気に華やかに見える。
他のゲストのためにと早めに話を切り上げ、ひな壇を降りていく後姿が紳士然としていた。
二人を見送ると、メインテーブルに並んで座る総一朗が声をかけてくる。
「大丈夫か。疲れてないか?」
「うん、大丈夫!」
場所を披露宴会場に移し、スピーチや余興など、プログラム通りに進んでいる。
どれも楽しくて、一生の思い出になると既に確信している。
しかし、ずっと気を張っているせいか、それとも、気が高ぶってアドレナリンが出ているせいか、ほんのりと体温が熱く、喉が渇いていることに気がついた。
そういえば、ゲストとの写真撮影をするフリータイムにな*************
********************
****************************
***************************
**************************
************************
***************************
*********
コメント
1件