夕方になると、玲奈は集めた友人達をリビングに集めた。
「今日は色々遊んで楽しんだと思うけど、まだまだお楽しみがありま～す」
　玲奈が窓の外を指さすと、そこにはバーベキューセットが設置されていた。
　その近くでは、果報がビーチに似合わない執事服でバーベキューの準備をしている。
「愛華の執事の果報さんに協力してもらって、今日は外でバーベキューすることになりました！」
　愛華を指さしたその瞬間、部屋は拍手の音が響き渡り、愛華はどこかこそばゆいような感情を覚えつつ頭を軽く下げた。
「飲み物も色々用意してるから、適当に飲んでね」
　玲奈のその言葉に『は～い』という言葉が響く。
　愛華は周囲を見渡し、一橋を探す。
　今回の旅行に参加しているのは10人ほどで、男は6人いる。
　それ以外は全員女性で、玲奈の中高時代の友達が多＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

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