果報は愛華から玲奈の相手を命令された後、彼女が友人に呼ばれてどこかに行ってしまった隙を狙って、別荘であてがわれた部屋でパソコンを開いていた。
画面に出て来る情報リストには詳細な事柄が書かれており、果報は眼光鋭くそれを見つめていた。
写真の所には、愛華の近くにいた一橋の顔がある。
「一橋恭介……彩花大学に在学中……喜瀬玲奈の友人の友人としてこの別荘に来た」
果報は顎に手をやりながら、少し首を傾げる。
「友人の友人ということは、誰も詳細を知らない……ということになる。ふむ……」
果報はパソコンから別のファイルを呼び出す。
そこには『害虫』と書かれており、中には色々な犯罪歴を持つ面々が載っている。
「私の勘が正しければ……」
画面をスクロールしていくうちに、果報の手がぴたりと止まった。
画面に映る男は一******************
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