あれは、暑い夏の出来事だった
朝の日差しがとても強い日の通学時
私たちはいつもと変わらない道をいつもどうり歩いていた
ふとした瞬間、彼女の耳には
チリンッ
という、風鈴の音と共に
『…さようなら』
その一言だけが聞こえたような気がした
『あれ、何か聞こえた?』
彼女がそう言うと横にいる彼は
『いや、気のせいじゃない?』
と、ただそう言って笑って見せた
『そうだよね!…じゃ、今日も早く学校について仲良し6人組で楽しもうね』
そう言って当たり前の日常がまた始まる
『…そろそろ、あの時期じゃな…』
そう、古い協会のような廃墟の中で玉座のようなものに座っている誰かが言っている
その言葉を聞いた醜いカエルのような男が
『なら、生贄を用意致します』
その一言の後、多くの笑い声だけがただ響き渡った
『はい、お前ら静かになー』
そう言う先生の声がバスの中に響く
私たちは今日も7人で喋っている
いつも私たちのことを気にかけてくれる紫色の髪の彼
いつも私たちを元気にしてくれる橙色の髪の彼
いつも私たちのために行動している桃色の髪の彼
いつも影で頑張る努力家な水色の髪の彼
いつも私たちの変化にいち早く気づく赤色の髪の彼
いつもそんな私たちを見守ってくれる黄色の髪の彼
そして、私…いつもどうりの7人組だ
私たちは今回の修学旅行がとても楽しみだった
私たちの学校はとても山奥の、田舎にある
だからこそ遠くに行けることだけがただ楽しみだった
しかし、着くまでバスで山を何個も超えなければならない
だが、そのくらいは別にいいだろう
そう思いいつもどうりに喋っている瞬間
ふと、バスは止まった
みんながビックリして運転席を見ると
運転手と先生の姿が見当たらない
皆がどよめき出した
私達もパニックになってしまったが
『大丈夫、きっと何かあって、気づかないうちに出ただけだよ』
紫色の髪の彼の彼のその一言で
みんなが少しづつ落ち着くことが出来た
クラスで話し合い少しまつことにした
しかし、いくら待っても先生達は帰ってこない
仕方なく、外に出ることに決意した
私たちが先頭で出ることになった
外に出てみると周りには木しか目に入らない
本当に遭難したも同然だった
全員がで終わったころ私たちは動いやすいよう列に並んだ
するとその時
背後から聞きなれない音が聞こえてきた
ドーン
その音とともに何かが潰れる音がした
私たちは恐る恐る振り返った
そこには大きな黒い球体があり
その球体に潰された友達が横たわっている姿が見えた
誰もが恐怖し、叫び、泣きわめいた
よく見ると全員に赤い物が飛び散っており
気絶する子もちらほらいた
私は恐怖が優り、気絶すらできなかった
水色の彼は私にその光景を見せないようにしてくれているが
私には彼が無理をしている姿が余計恐怖を呼び起こした
桃色の彼はただ震えて、下敷きになったクラスメイトの名前を口にしていた
こんな時でも紫色の彼だけはほかのクラスメイトにも目を配らせ
見せないように動いていた
そして彼らは私も避難させた後
顔だけでもと布をかけて回っていた
少し落ち着く、そう思った途端
球体がゆっくりと動き出した
私たちがいる場所はまさに下り坂目前の道
みな、急いで駆け下りていった
坂を下り終わる頃、球体を見てみると
先程の位置と何も変わっていなかった
すると何人かが球体の近くまで歩いていき
動かないことを確認した
ちょうどその頃、私たちはひとつのトラックを見つけた
鍵も刺さっており、今にも運転できそうである
私たちがみな、その中に入った瞬間
球体は私たちの方にゆっくりと転がり出した
近くに行っていたもの達はみな赤く染っていった
私たちは感覚だけを頼りに車を走らせた
そして、山を1つ上り、くだったところに
ひとつの分岐道を見つけた
その下にはなんと大きな船がある
私たちはすぐさまそこの分岐点まで車を走らせた
細い坂を登っていくとき、球体は斜面の真ん中で止まっていた
まるで私たちを見ているかのように
コメント
16件
ブクマブクマ失礼します
TERRORってこういう使い方も出来るんや…どうやってやるん? てか話神すぎて○にそう…🥺✨ 💜の人ぉ…💙の人ぉ…2人ともマジで神
続き楽しみ…✨