テラーノベル
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ホスト部に入部してから一週間。「〇〇くーん♡」
「今日も来ちゃった〜!」
「笑ってくれただけで幸せ……!」
女子たちに囲まれる〇〇を、環は腕を組んで見ていた。
「くっ……! 私の客が流れている……!」
「殿、それ自業自得」
「うるさいぞ馨!」
「でもさ」
光がじっと〇〇を見つめる。
「最近、〇〇って部活終わるとすぐ帰るよね」
「たしかに」
馨も頷いた。
「放課後に誘っても全部断るし」
〇〇は一瞬だけ目を伏せる。
「用事があるので」
それだけ言って、いつものように鞄を持って部室を出ていった。
その夜。
古びたアパートの鍵を開けた瞬間。
「遅い」
低い声が響いた。
かりんの肩がびくっと震える。
部屋の中央には、母親が腕を組んで座っていた。
「学校で遊び歩いてるんでしょ」
「違う、部活で――」
「言い訳しないで!」
バンッ!
テーブルを叩く音に、〇〇は反射的に身を縮こませる。
「どうせ男に媚び売ってるんでしょう?」
「……そんなことしてない」
「その顔が気に入らないのよ」
母親は立ち上がり、〇〇の腕を強く掴んだ。
「っ……!」
「昔からそう。あんたばっかり目立って、あんたばっかり褒められて!」
爪が食い込む。
痛い。
でも、声を出したらもっと怒られる。
「……ごめんなさい」
そう言うしかなかった。
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花灯里
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#ハイキュー夢小説
MiA
3,404
コメント
1件
読ませていただきました……。第3話、一気に空気が変わって、胸が締め付けられました。 ホスト部での華やかな時間と、帰宅後の母親とのやりとりのギャップが本当に痛くて。学校で見せていた笑顔の裏に、あんな壮絶な日常があったんだなって思うと、読んでるこっちまで息が詰まりました。 「ごめんなさい」としか言えないかりんの姿が、すごく印象に残ってます。どうしようもないもどかしさと、抱えきれない悲しさが伝わってきて……。 次がどうなるのか、すごく気になります。かりんさん、お話を届けてくれてありがとうございます。ゆっくりでいいので、続きを楽しみに待ってますね。