その後も氷織さんと他愛のない話をした。
するとまた、人が来た。
「ヨウクン、カレ、オキタ?」
緑の帽子を被った子がひょこっと顔を出した。彼に気づいた氷織さんは
「起きたで」
と伝えていた。
「ヨカッタ…ア、エト、ア、」
俺が見ていたのに気づいたのか。困惑してる。氷織さんはクスクスと笑った。
「あの子は緑 色葉君。みんなはみどりくんって呼んでる。勿論僕もな。話すのは苦手だからいつもはともさんとかがそばに居るんやけど…」
「トモサンハ、ケンクント、シゴトニイッテル。」
「じゃあゾムさんの方は黒名君が?」
「ウン。」
氷織さんとみどりさんが話しているのを聞きながら思い出した。確かゾムさんって人が俺の事を調べてたのはみどりくんっていう人だってこと…つまりこの人が俺の事をと考えてると
「潔くんどうしたん?」
と氷織さんに聞かれた。俺は考えてた事を言った。伝えきるとみどりさんが
「ウン。キミノコトハ、オレガゼンブシラベタ。」
「全部と言っても必要なことだけやけどね」
「ン。ナマエトカ、ノウリョクトカハ、ハアクシテル。」
「なんで調べたんだ?」
「トモサンガ、モトメテタカラ。」
ともさん?そう言えばさっきも出てきた名前だよな。その人物が何者か気になって聞いた。
「なぁ、2人が言ってるともさんって誰なんだ?」
2人は一瞬キョトンとしたけどすぐに教えてくれた。
「ともさんは潔くんを助けた人だよ」
「ソレト、ナカマオモイノリーダー」
「そろそろ帰ってくるだろうし、後で改めて教えるわ」
俺を助けた…つまり俺が意識を失いかけた時にうっすらと見えた赤髪の人が…もし、あの時助けられてなかったら今頃俺はなんて考えると感謝したいと思った。
「ともさんが戻ってくるまでは僕らとお話しよっか。みどりくんもええよね?」
「イイヨ!」
そして俺たちはともさんっていう人が帰ってくるまでくだらない話をしていた。
……To be continued
━━━━━━━━━━━━━━━
オ疲レ様デス。マスター。
情報ヲ取得シマシタ。閲覧シマスカ?
·····カシコマリマシタ、情報ヲ開示シマス。。。
緑色葉 ミドリ イロハ
ク–ムソ–ニ所属。能力ハ—-。
リーダーノ、ソバニ居ルコトガ、多イ。
機械ニ強ク、ハッキングナドガ、得意。
·····マタ、新タナ、情報ヲ、見ツケ次第、報告シマス。
━━━━━━━━━━━━━━━
コメント
3件
初コメ失礼します!初見です🔰 主様の物語凄く面白かったです😆 現時点でゾムくん緑くんともさんが出てきてるってことは他にも色んな実況者さんがいるってことですかね…🤔💭