テラーノベル
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薬品 と 血液 の 匂い の 交わる 白い 部屋
「 此処 、どこ … 」
この 部屋 の 見覚え が ない 事 は
確実 だと 言うのに 、何故 だろう
此処 へ 来る 前 の 記憶 が 残っていない
辺り を 見渡す と 、部屋 の 天井 の
四隅 には 監視 カメラ が あった
窓 も 無く 、冷たい 壁
外 の 情報 は 一切 遮断 されて いる
他 には 何 も ない 、殺風景 な 部屋
静か な 部屋 に 自分 の 息遣い が 響く
「 どうしたら いいの … 」
困惑 したが 特 に する事 も なく 、
ただ 座って 天井 を 見つめている と
近未来的 な 扉 から 白衣 の 男 が 現れた
「 やあ 、起きた の かい 」
優しい が 嘘 ような 声色
白衣 の 男 は 僕 の 傍 で 座り込む
水無瀬「 僕 は 水無瀬 、宜しくね 」
男 は 水無瀬 と 言う らしい
水無瀬 は この 場所 の 事 を 語り 出した
この 場所 は 研究所 で 、僕 は
‘’ 選ばれた ‘’ の だと 水無瀬 は 言う
「 選ばれた ? 」
僕 は 不思議 がって 聞いたら
水無瀬 は こう 言う
水無瀬「 君 は 特別 なんだ 」
どんなに 聞き方 を 変えても 、
他 にも こんな事 しか 返されなかった
水無瀬 は 話題 を 逸らす よう に して
立ち上がった 後 口 を 開いた
水無瀬「 君 には やって 貰わないと
困る 事 が あるんだ 、来て 」
そう 言った 後 、水無瀬 は
扉 の ロック に カード を かざす
ガチャ
まあまあ 小さな 音 を 立て 扉 が 開く
水無瀬 は こちら へ 来い と
言わんばかり の 顔 で 見ている
( この人 、なんなの )
話 を 急に すり替えられて 居心地 が
良い 訳 も なく 、もやもや した 気持ち で
立ち上がる と 僕 は 水無瀬 の 方 へ
足 を 運んで みせた
人物 紹介 カルテ
名前 水無瀬 和樹
性別 男
年齢 28歳
身長 169 cm
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コメント
1件
水無瀬君かわいいね