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第二十五話「帰還」
戦場。
空気が震えた。
「……来た。」
ヴァルドが空を見上げる。
次の瞬間――
ドォォォン!!
古流斬が戦場へ降り立った。
「待たせた。」
静かな一言。
その瞬間。
四人の幹部が同時に飛び出す。
「囲め!」
エイル。
レイス。
もう一人の幹部。
そしてヴァルド。
四方向から一斉攻撃。
しかし。
古流斬は動かなかった。
「遅い。」
一瞬だった。
雷帝。
バチィィィ!!
雷が戦場を走る。
一人目。
一撃。
二人目。
首元へ拳。
三人目。
蹴り一発。
四人目。
雷と同時に吹き飛ぶ。
ドォン!!
四人とも地面へ叩きつけられた。
戦闘不能。
神城怜は目を見開く。
「……え。」
ユーマも呆然とする。
「瞬殺……。」
ネイトたちも動きを止めた。
「これが……。」
「古流斬。」
だが。
ヴァルドだけは倒れながらも冷静だった。
血を吐きながら通信機を取る。
「クロノ様。」
「古流斬が解放されました。」
「こちらへ来れますか。」
通信の向こう。
クロノは静かに答える。
「ああ。」
「こちらも、もう終わった。」
ヴァルドは目を見開く。
「……終わった?」
クロノは淡々と言う。
「閻魔。」
「ケイト。」
「二人とも半殺しだ。」
戦場が静まり返る。
クロノは続ける。
「本当なら。」
「ここで殺したかった。」
「だが。」
「救急隊が来た。」
「今はそれどころではない。」
「撤退する。」
ヴァルドは小さく笑う。
「了解。」
通信が切れる。
古流斬はその会話を聞いていた。
表情が変わる。
「……閻魔。」
「ケイト。」
神城怜も驚く。
「まさか……。」
ユーマは拳を握る。
「父さん。」
古流斬は静かに前へ歩く。
その瞳から笑みは消えていた。
「クロノ。」
「次は。」
「お前だ。」
戦場の空気が一変する。
怒りを抑えた古流斬の魔力が、ゆっくりと解放され始めた。
⸻
第二十五話 完
#作者干渉型コメディ
澪彩の引き出し【サブ垢】
10,730
#ご本人様とは一切関係ありません
yozakura🌸
349
ゆきまる
MaruM
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コメント
1件
うわああああ第25話やばすぎた!!😭🔥 古流斬の登場シーン、雷帝の一瞬で四人沈めるのマジで痺れた…!!「遅い。」の一言だけで強さが伝わってくるよ…。 でも最後のクロノの通信で閻魔さんとケイトさんがやられてたの知って、古流斬の表情が変わるところが胸にきた…。次はお前だ、って静かな怒りが熱すぎる。。 次回が待ちきれない!古流斬さん更新お疲れさまです、続きめっちゃ楽しみにしてます!!🌸✨