『ッ……。』
今日のレトさんはなんか変だった。
俺の事ばかりを見て、
時々目線が合うけど、
すぐ逸らして。
俺、なんかしたっけ?
『着いたよ。』
「ん、ホンマ?」
ガチャ
『ただいま〜』
「おじゃまします!!」
……
『あれ?家留守だった?』
「そうみたいだね。」
『じゃあ、お茶持ってくるから』
『そこら辺でくつろいでて。』
「ありがと、」
何故か口数が凄く減ってしまった。
レトさんは何を考えているか分かんなくて、
知らぬ間に傷つけていたらどうしようかと思ったり。
俺はレトさんを助けるために北海道に呼んだのに。
『何してんだろ……ボソッ』
「キヨくん?」
『あッ……』
「ちょ、お茶溢れてるじゃん!!」
『ティッシュ、ティッシュ……』
無意識にこんな事しちゃって、
本当に最悪だ。
『すぐ拭くから……』
ポンッ
『……え?』
「あぁ…ごめん。」
「無意識に…というか、急にやりたくなって……。」
レトさんが俺の頭に手を置いた。
普段遊びとかで良くされるけど。
今日はなんか意識しちゃうというか、なんというか……
「顔、真っ赤やで?」
『え、ちょ、覗かなくていいから!?!?』
「なんでそんなにびっくりするん笑」
「ふはッ…」
ドキッ
フワッと笑った、君の笑顔を見て
モヤモヤしてた理由が分かった気がする。
そうだ。
俺は
『好きなんだ。』
コメント
2件
あぁぁぁぁぁぁ!!!!最高すぎる…気づいたとき可愛すぎんだろ!?!?こっから恋の物語が本格的に始まってくのか…楽しみすぎるぅぅぅ…!!!
はい。出ました。時々やる気のない小説をかく癖が。 いや、やる気はありますよ??ただ、手が動かないだけなんです。