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桃side

突然足元がくらみ、激しい揺れに襲われた

桃「うぇッ!?」

一刻も早く弟達の元へ行かないと

その一心だった

足に力を入れると頭が床に着いていた

倒れていたのだ

体をあげようとしても上手く上がらず

末っ子の癇癪の声を聞くだけで終わっていた

末っ子の声が収まる事に比例して揺れも収まっている

桃「行かないとッ、」

そう決心する頃にはもう階段にあがっていた

ガチャッ

桃「ごめん!大丈夫!?」

俺が見た光景は💎の頭を覆いかぶさっている🦁の姿だった

黒「うん、大丈夫やでお兄ちゃん」

「大丈夫」次男がよく言う口癖

いつも弟優先で、優しい次男

桃「💎、🦁1階降りてテレビ見よっか」

水「うん!」

💎、明るくて素直な末っ子

パニック障害だけど自分の障害に必死に向き合ってる


1階

桃「震度5か…、津波はないって」

黒「そっか、…ヨシヨシ」

桃「…」

横でスヤスヤ眠る弟を撫でている🦁

その腕に、ある違和感を持つ

右手首にある、赤い跡

桃「!?」

桃「ガシッ」

気づけば俺は、🦁の手を掴んでいた







黒「え…?」

「どうしたの」と訴えるその目の奥に

何か、ドス黒い感情が見える気がする

桃「ねぇ」

いつもより少し低いトーン

少し肩を震わせてしまった

黒「何ッ…?」

桃「それ」

そういい、🦁の手首を当てる

黒「ぁ、ッ…」

桃「今は💎も寝てるし、今まで無理させてたから、お願い」

「話して」というおれの気持ちと

「離して」という🦁の気持ち

離してあげたいが、🦁のため

黒「…、リスカ…怖くてできひんかった」

黒「だから、手で擦ってた…」

桃「そっか…ごめん、」

黒「…」

俺が謝ると共に、黒は怯えたような顔になり

部屋を出て行った

なにか…間違った選択をしたのだろう…

プルルルプルルル

気高い電話音が響く

桃「はい、内藤です」

先生「内藤さんこんにちは、あのですね今日の分のプリントを取りに来てもらう事って可能ですか?」

桃「あ、はい分かりました」

桃「今行きます」

先生「はい失礼します」


桃「🦁〜!お兄ちゃん学校行くからね」

そう言い放ち、俺は学校へ向かった


学校にて


桃「失礼します…」

先生「内藤さん、これが今日のプリントです」

先生「解説も載ってあります」

桃「ありがとうございます」

先生「それと…🦁くん何かお家で違和感ありますか?」

急に何を言い出すんだという欲は抑えよう

桃「え、家ですか?特に何も…」

先生「最近🦁くんずっと元気がないんです」

先生「家の話は🦁くんの口から一回も出たことがなくてですね、」

先生「友達も、怖がっているっていうか…」

桃「…」

俺の中で何かが当てはまった

桃「先生、明日学校休みます」

桃「🦁を病院に連れていこうと思います」

先生「分かりました、お願いします」


𝕟𝕖𝕩𝕥𓂃 𓈒𓏸 𓋜 𓂃 𓈒𓏸໒꒱𓈒𓂂 ♡100

大丈夫だよ、お兄ちゃん

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コメント

3

ユーザー

見るの遅くなってごめんなさい! そして、おかえりなさい!これからも頑張ってください!いつでも私たちは兎雪さんの仲間ですから!

ユーザー

久々の投稿です! 上手く伝えられなかったこととか、色々ありますが長らく休んでしまった僕の責任です 努力して、神小説家になれるよう頑張ります

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